京都光華女子大学 健康科学部 心理学科 ニュース “GO TO イベント” ウィズコロナ- 香り袋作り体験 –

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教員コラム

“GO TO イベント” ウィズコロナ- 香り袋作り体験 –

 GO TO イベント campaignが始まりました。キャッチフレーズは、「GO TO イベントでまた出会える喜び」です。「京都文化心理学」では、京都や文化を心理学的視点から捉え、京都にある大学ならではという体験をしています。例年、嵐山にある老舗で「和菓子作り」をしたり、「香り袋作り」をしたりしています。さらに、「癒やしの京都女子旅」を企画し、女子旅に出かけています。ところが、「新しい生活様式」で暮らすことになり、新イベントで新たな喜びとの出会いを体験することになりました。

今日は、「香り袋作り」です。体験内容は昨年と同じですが、感染症対策をしているので、教室の様相は一変しています。受講生は、正門脇で検温と消毒を済ませ、教室入り口で消毒をした後、ソーシャルディスタンスを十分に確保した指定席に着きます。全員、マスクとゴム手袋を着用し、教室前方に向かって無言で座っています。机は消毒済み、窓は全開です。

香り袋の歴史の説明が、例年通りに始まります。今年は、フェイスシールド、マスク、ゴム手袋で身を固めての登壇です。香木を手にして、香料の説明が進んでいきます。香り袋作り体験のセットが、あらかじめ、各席に置かれています。香料の種類や量を変えることで、オリジナルな香りを調合できます。「少しずつ入れるように」というアドバイスを受けるのですが、思わぬ香りになってしまうこともあります。それでも、私だけの香りというのは嬉しいものです。調香の後、金襴の袋に入れて、鮮やかな色の紐で口を閉じてできあがりです。インスタ映えする写真を撮っています。最後に、SDスケールを用いて、自分で作った香りの評価をします。心理的評価の方法は、香りの心理的効果と並んで、「京都文化心理学」で身につけてほしいと願っていることです。

来週は新イベント、天然石を使った「ブレスレット作り」です。ブレスレットや「念珠」について学んでから体験したいところですが、体験後、オンライン授業での学習になります。始めてキャンパスで授業を受けた1回生にとって楽しい思い出となるよう、感染症対策に万全を期しながら臨みます。

竹西正典 2020.10/21

実際に学生が作成した香り袋です❁