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教員コラム

☆彡新任教員の紹介

みなさん、こんにちは。本年4月から心理学科の仲間入りをさせてもらいました、谷本拓郎です。

簡単ですが、自己紹介させていただきます。

これまでの仕事について

 昨年度までは法務省専門職員「法務技官(心理)」という仕事をしていました。全国の少年鑑別所、少年院、刑務所といった矯正施設で、現場の専門職員として働いていました。
 少年鑑別所では、非行少年の人格特性や課題について専門的に分析したり、地域の方々に対する非行・犯罪に関する支援(セラピーなど)を行ったりしていました。
 一方、少年院と刑務所では、主に被収容者のカウンセリングなどを担当していました。どの現場でも、非行・犯罪に及んだ人たちに対して、専門的視点から理解し、立ち直るための方法を考えたり具体的な支援をしたりするのが大きな目的です。


専門領域について

 犯罪心理学が専門です。特に、講義では、非行犯罪の現場で働いていたことを生かして、事例等の具体的な内容をお伝えできればいいなと思っています。

 研究テーマは「マインドフルネス」です。「聞いたことがある。」って方もおられるかもしれませんね。具体的に言うと、「心地よい呼吸を繰り返して瞑想し、ありのままの自分を眺める体験」といった感じでしょうか。言葉だとわかりにくいですが、興味がある方は遠慮なくお尋ねください。


興味や趣味について

 私の日々の楽しみは Yoga(ヨガ)です。ライフワークとも言えます。最近ではCMでヨガのイメージをわりと目にしますので、知っている方も多いかもしれません。ヨガでは、体を動かした後、瞑想して、静かな気持ちになります。マインドフルネス瞑想は、元々ヨガ瞑想をきっかけに研究されているものなので、私も、ヨガの体験から、マインドフルネスを研究したいと思うようになりました♪

 また、ヨガは、サンスクリット語で「つながる」を意味しています。私にとって、大学での活動を中心にみなさんとつながれることは、何か大切な意味があることだと思っています。


みなさんへのメッセージ

 大学を通してつながったみなさんには、講義や研究を通して、少しでも学びとなることをお伝えできるよう頑張ろうと思います。私から一方的に教科書的な知識をお伝えするのではなく、話し合うなどのグループワークをしたり、マインドフルネス瞑想を体験したりと、実際に感じたり気づいたりできるような働きかけができればいいなと思っています。

 大学生という時期が今後の幸せな人生に結び付けられるように、一緒に頑張りましょう。

※表紙の写真は、研究室でぐんぐん育っている観葉植物です。

 

2021年5月10日 心理学科 谷本拓郎

 

 

 

木のポーズ(集中力を高めます)