京都光華女子大学 健康科学部 心理学科 ニュース 子どもにもらったエネルギー(前編)

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教員コラム

子どもにもらったエネルギー(前編)

毎週水曜日、就学前(0歳~6歳)の子どもと親が慈光館地下のカウンセリングセンターにやってきます。光華親子教室「ひかりっこ*くらぶ」「こもれびスペース」には、平成18年から、毎回10名前後の地域のお子さんとお母さんが参加しています。この時期の子どもの成長へのエネルギーは大きく、心の変化もとても大きいです。子どもの個性を見極めつつ、急かさずゆったりとその成長を支えることがとても大切だと思います。

私が学生の頃、心理学を面白いと思ったきっかけは発達心理学と臨床心理学の講義を受けたことでした。特に子どもの成長を心理学的に解明しようとする発達心理学のテーマはとても面白かったのですが、研究としては何をやったらよいのかさっぱり分からないまま時間が過ぎていました。2回生から3回生にかけては、心理学実験や実習の課題レポートを出すのに精一杯でした。

その頃、大学のすぐ近くにある保育園で園庭に出て遊んでいる子どもたちを見るのが楽しみでした。子どもたちは、春は花摘み、夏は水遊び、秋はドングリ拾いなど、自然の中で遊んでいました。その時、保育士さんたちがとても大らかにゆったりと関わっておられるのがとても印象的でした。私もいつかこの子たちとじっくり遊んでみたいなあと思いながら時間が経ちました。

後編に続きます】

徳田 仁子 (2015年9月29日)

お買いものごっこに使う商品(参加メンバー作品)

財布(参加メンバー作品)

食べ物(参加メンバー作品)