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学生の活動

心理学を○○に活かす

新年が始まってしばらく経ち、大学での日常が戻ってきたのもつかの間、後期授業期間も終わりに近づいてきました。

2年生の心理学基礎演習のとあるクラスでは、授業最終日にグループ発表を行いました。
テーマは「心理学を自分の進路・キャリアに活かす」。

まずは個人で取り組みたい内容を考えた後、興味・関心の近いメンバーでグループを作り、グループ発表を行いました。

各グループのテーマを紹介します。

★購買意欲~なぜ人はお金を使うのか?~
身近な例を出しながら「限定商品」、「ブランド」、「ソーシャルゲームの課金の心理」の切り口から、消費者心理に関して伝えてくれました。賢い消費者になるためにも、自分が売り手となったときにも役立つ知識だと思います。

★心理学を職に活かす
興味のある心理専門職について調べ、紹介してくれました。
社会において「心理学」が正しく認識され、教育や産業領域などで心理的ケアのサービスが利用しやすくなることの重要性や、治療に加えて「心の健康の維持・増進」も心理学の果たす大切な役割であることを伝えてくれました。

★犯罪と心理について
犯罪の中でも私たちに身近なものをいくつか取り上げ、その現状に加え、被害者・加害者にならないために気を付けること、加害者の背景も考慮した犯罪予防、再犯防止に有効な心理療法、防犯に強いコミュニティなどについて説明してくれました。

★将来に生かすコミュニケーション力
「他者に自分を知ってもらう」、「他者のことを知る」、そして「自分を知る」にもコミュニケーションが関係しているということ。また、コミュニケーションは相手に影響を与えるものですが、具体的にどのようにコミュニケーションすればよいのかについても紹介してくれました。

他のグループの発表も関心を持って聞くことができ、心理学を実践に活かすための様々な観点を共有できたのではないでしょうか。

1年生と2年生の心理学基礎演習では、自分でテーマを決めて発表する機会が何度もあります。
回数を重ねるごとに発表の内容は専門的になり、伝え方も上達していきます。そして、やはり自分の興味の持てるテーマを見つけて取り組むことはやりがいがあるはずです。
発表を終えて少しホッとした皆さんの顔を見て、そう思いました。

3年生からはいよいよ専門演習(いわゆるゼミ)が始まります。
自分の研究したいテーマに思いきり取り組んでください!