京都光華女子大学 健康科学部 心理学科 ニュース 筝曲部のミニコンサートに行ってきました

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学生の活動

筝曲部のミニコンサートに行ってきました

4月末に筝曲部のミニコンサートに行ってきました。
春は入学式から始まり、オリエンテーション期間を経てあっという間に通常授業がスタートします。
もちろん学生の本分は勉強ですが、それ以外にも部活動もとても大切な活動ですね。

人は子どものころから好きなことに没頭することをとおして、「責任」「義務」を果たすためのメンタルの強さを身に着けることもできるのではないでしょうか。もちろん勉強が好きな人は勉強を通して、人格的にもめざましい成長を遂げることでしょう。何かのアーティスト・スポーツのファンとして没頭することも、同じように人としてのゆとりを生み出すようです。

周囲を見渡してみると様々な領域の第一線で活躍する人は、自分の専門性に長けているだけではなく、なにがしか趣味などを通しても豊かな生活を送っていることをよく目にします。
一体どのようにして、一流と呼ばれる多忙な人が、そこにかける時間とパワーを捻出しているのでしょうか?とても不思議ですが、どこか納得のいくことでもあります。

京都光華女子大学は小規模大学でありながら、筝曲部、能楽部、茶道部、煎茶部と、たくさんの伝統文化系部活動があります。
今回はその中の、心理学科の学生も活躍している「筝曲部」ミニコンサートに行ってきました♪
もちろん心理学科以外の学科の先輩後輩も、皆さん和気あいあいと楽しそうでした。

「筝曲」とは日本伝統音楽の「邦楽」のひとつにかぞえられますが、本学筝曲部では、箏(こと)だけではなく三味線も一緒に演奏活動をしています。時々OGによる尺八・筝の客演もあるそうです。

ミニコンサートでは聞き覚えのある曲をはじめ本格的な古典曲(と思われる)まで、幅広い演奏を間近に見て聴くことができて、正直なところ期待していた以上に、その美しい和の音楽の世界にひき込まれました。
聞けば、大学に入ってから初めて楽器を手にした部員さんもいるとのことで驚きました!とてもそんな風に見えなかったので、日々熱心に力をあわせて練習しているのでしょう。
毎週金曜日には、学外専門家の先生に指導を受けているということも聞きました。

ミニコンサートの後には、入部希望の新入生を囲んでの和やかな茶話会もありました。
部員さんらが書いている定期演奏会のプログラムに添える手作り冊子も見せてもらいましたが、和の世界なのではんなりとした内容かと思いきや、かなり今どきの若いパワーにあふれており、いい意味でまた期待が裏切られました!

自分の学生時代の部活のことを思い出し考えたのですが、学生時代は友人らと打ち込んだ部活も、四苦八苦した勉強も、そのどちらも社会人となった今の私を形作る大切なものです。
おもしろいと感じたことには思い切って飛び込んでいくことで、人の生活はより生き生きとしたものになることは間違いありません。

ぜひ多くの方に、本学の伝統文化系活動についても知っていただきたいと思います。