京都光華女子大学 健康科学部 心理学科 ニュース 8月6日(土)心理学科ミニ講義「子どもの遊びに表れるこころ」の概要

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8月6日(土)心理学科ミニ講義「子どもの遊びに表れるこころ」の概要

ミニ講義「子どもの遊びに表れるこころ」では、映像教材を見ていただきながら進めます。講義では赤ちゃんが単に可愛いだけではなく、素晴らしい能力を持っていることを知り、「遊び」が芽生えるプロセスを解説します。そしてこの能力を活用した子どもの心理療法である「遊戯療法(プレイセラピー)」について解説します。

赤ちゃんには、ついつい見入ってしまう特別な可愛らしさがあります。それは単に見た目が可愛いというだけではなく、何かしら生まれつきもっている人を惹きつける魅力があるからだと思います。

人は一人では生きていけません。赤ちゃんはその典型ともいえます。社会の中で一人前の人として機能し生きていくためには、他者と様々なことを共有する能力が必要です。しかしいつもうまく能力を生かすことができるわけではないので、悩むことも人生にはつきものなのです。

それにしても生き物の中でも人間は、感情を細やかによみとり共感する優れた能力を持っています。そのはじめの関わりは「遊び」という形で表れます。いったいこのような気持ちを伝えあう能力は、どのようにして身についているのでしょうか?

人のこころの魅力と不思議さに一緒に触れてみましょう。

石谷みつる(2016年8月4日)