京都光華女子大学 健康科学部 心理学科 ニュース 【8月6日の回答結果!】オープンキャンパス連動企画「こたえてわかる!心理学」

ニュース

イベント

【8月6日の回答結果!】オープンキャンパス連動企画「こたえてわかる!心理学」

8月6日(土)のオープンキャンパスで「こたえてわかる!心理学」にご参加くださったみなさま、どうもありがとうございました(^^)

今回は、受験生のみなさんのお役に立てていただけるかもしれない内容を取り上げてみました。今回の質問内容は、テストで失敗したときと成功したとき、それぞれの原因をどのように考えるか?というものでした。質問に対するみなさんの回答は下記のとおりでした。

A. テストで失敗したのは・・・
①「自分の能力が低いからだ」:8名(22%)
②「がんばって勉強しなかったからだ」:28名(76%)
③「問題が難しすぎたからだ」:1名(3%)
④「運が悪かったからだ」:0名(0%)

B. テストで成功したのは・・・
①「自分の能力が高いからだ」:0名(0%)
②「がんばって勉強したからだ」:27名(73%)
③「問題が易しかったからだ」:4名(11%)
④「運がよかったからだ」:6名(16%)

結果が良くても悪くても、問題の難易度や運など自分の外に原因を求めるのではなく、自分が努力したからだ(または努力不足だったからだ)と、自分自身に原因を求める人が多かったようです。

詳しい解説はこちらをご覧ください♪
オープンキャンパス連動企画「こたえてわかる!心理学」(8月6日)

失敗の場合を例にとれば、自分に原因があると考えると、落ち込むことにもつながります。ただし、「能力や才能」は比較的変わりにくいものかもしれませんが、「努力」は比較的変えやすいものです。反省するときにも「才能がないから・・・」ではなく、「努力不足」や「今回は勉強のやり方がわるかったかな」と考えれば、次の行動につながっていきます。

また成功したときに、「今回はがんばったからだ」というのもとても大切なことですが、一時的な努力よりも「自分に確かな実力がついてるからだ」と考えると、次もできる!という期待を高く持つことができます。人に言わなくとも、時には心の中でそんなふうに思ってみるのもいいかもしれません。

がんばれ受験生!!p(*^-^*)q

明日のオープンキャンパスでも、また別のテーマを準備して、皆さんをお待ちしています☆

参考文献
櫻井茂男(監)黒田祐二(編)(2012).実践につながる教育心理学 北樹出版 pp.78-80.

櫻井(監)黒田(編)(2012)p.79の図を参考に作成