
2026年6月8日、京都光華大学の高見茂学長と社会学部社会共創学科の平松隆円准教授が、第45回在タイ大学等連絡会(JUNThai)にオブザーバーとして参加しました。当日は、高見学長が基調講演を行い、本学の教育理念と、これからの国際交流のあり方について紹介しました。
在タイ大学等連絡会(JUNThai)は、タイ国内に現地連絡事務所等を置く日本の高等教育関係機関が、情報交換や相互連携を行うためのネットワークです。タイと日本の大学間交流、学生交流、留学生募集、現地で活動する教職員の連携などを目的として設置されています。
今回、京都光華大学がオブザーバーとして参加した背景には、社会学部社会共創学科に今年度着任した平松隆円准教授のタイでの教育・研究経験があります。平松准教授は、タイ国立チュラロンコーン大学文学部で専任講師を務めた経験があり、また以前の勤務大学では、在タイ大学等連絡会の幹事として長年活動してきました。こうしたつながりを通じて、本学の国際交流をさらに広げる機会となりました。
高見学長の基調講演では、はじめに、本学が仏教精神に基づく人間教育を大切にしながら、Well-Beingな社会の実現に貢献する大学を目指していることが紹介されました。また、2026年度から男女共学化し、社会学部社会共創学科を設置して、新たなスタートを切ったことについても説明しました。
講演ではさらに、高見学長の祖父が日露戦争勃発の翌年に商業視察のためタイを訪れ、バンコクで日本雑貨店や写真館を開業したこと、タイで日本式の水田耕作に取り組んだこと、さらに江畑洋行という総合商社を現地で起業し、ペナン、ラングーン、クアラルンプール、香港、上海、シンガポールなどへ事業を広げたことが紹介されました。
こうしたファミリーヒストリーを通じて、高見学長は、国境を越えて人と人が出会い、互いの文化を尊重しながら協力することの大切さを語りました。そして、誰もが笑顔で生きられる社会をつくるためには、多様な人々が手を取り合い、共に新しい価値を生み出す「共創」の姿勢が重要であると述べました。

京都光華大学では、「グローバルに活躍できる国際人の育成」を目指し、留学生の受け入れを進めるとともに、短期語学研修、長期留学、海外インターンシップなど、多彩な学びの機会を用意しています。長期留学には奨学金制度もあり、学生が安心して海外で学びに挑戦できる環境づくりを進めています。
また、学内では英会話ラウンジや韓国語ラウンジなどを通じて、日本人学生と外国人学生が交流できる機会も設けています。海外に出るだけでなく、日常のキャンパス生活の中でも、異なる文化や価値観にふれながら学ぶことができます。
現在、京都光華大学にはタイの大学との海外協定校はありませんが、今後はタイをはじめとする東南アジア、ヨーロッパなどでも協定校や海外インターンシップの提携先を広げていく予定です。あわせて、海外拠点を持つ日本の大学や関係機関とも積極的に情報交換を行い、学生が安全に、安心して世界へ学びを広げられる環境を整えてまいります。
京都光華大学そして社会学部社会共創学科は、これからも一人ひとりの学生が自分の可能性を広げ、地域と世界をつなぐ力を身につけられる教育を推進してまいります。
