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学生の活動

卒業生リレーエッセイ③

私は京都光華女子大学言語聴覚専攻の一期生で、現在は神戸市内の病院に勤務しています。

主に神経難病(パーキンソン病、進行性核上性麻痺、多系統萎縮症など)の患者様を受け持つ病棟で働いていますが、入職時は、外来リハビリや急性期の患者様も担当していました。

<現在の仕事内容>
疾患によって生じる構音障害、嚥下障害、高次脳機能障害を中心にリハビリテーションを行なっています。また、他職種の方々と連携を行い、今後の生活をどうしたら快適に、患者様や家族様が望む暮らしが出来るのかを話し合うことも重要な業務の一つです。

回復期のリハビリテーションとは違い、徐々に出来る事が少なくなってしまうというのが私の受け持っている患者様の特徴です。今出来る事を少しでも維持出来るように毎日リハビリを行なっていますが、まだまだ患者様から学ばせて頂く事も多いです。

<大学生活の思い出>
大学時代は友達と旅行や遊びに行く事が好きだったのでアルバイトと勉強を両立していました。アルバイトは在学中、居酒屋、喫茶店、そして3〜4年生の時に耳鼻科の医院でアルバイトをしていました。

耳鼻科のアルバイトをしていた時は、授業でしか教わらない専門的な検査なども、「ST(言語聴覚士)の学生だから」と見せていただく事が出来ました。また、患者様とコミュニケーションを取る事もあったので、この経験は実習や仕事をする上でも生かされているのではないかと思います。他にも実際に様々な疾患の患者様を診る事も出来たので、勉強をする上で大変役に立ちました。ちなみに、私がアルバイトをしていた医院の耳鼻科の先生は、有り難くご縁があり、現在京都光華女子大学に教えに来てくださっています。

<メッセージ>
患者様が「前よりスムーズに話せるようになった。」「少し形のあるものを食べれるようになった。」と嬉しそうに仰ってくださると、私自身、この仕事にとてもやりがいを感じます。

STはまだまだリハビリの中でも歴史が浅く、聞き馴染みのない職業かと思います。少しでも興味があればぜひオープンキャンパスを覗きにきて、実際に先生や先輩方の話を聞いてみてください!

本人(中央)と先輩ST!