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卒業生リレーエッセイ⑮

①言語聴覚士を志望した動機
 高校生の時にボランティアでデイサービスに行ったのがきっかけで、医療福祉の分野に興味を持ちました。医療福祉を学べる大学を探していた時に、偶然にも京都光華女子大学と出会いました。
 オープンキャンパスへ訪れた際に、後に担任となる関先生から言語聴覚士について教えてもらいました。人として一番大切な食べること・話すことのリハビリで、より深く患者様と関われる仕事であることを知り、強く魅力を感じたため志望しました。

②大学生活をどのように過ごしていたか
 授業の空き時間には河原町へ買い物に行ったり、食堂で楽しく話したり、長期休みには旅行に行ったりと、大学生活は友達と楽しく充実した日々を過ごしていました。臨床実習、国家試験の勉強は、今までに経験したことのないくらい辛いことでした。しかし、同じ目標に向かって進む仲間や、サポートしてくださる先生方がいたおかげで乗り越えることができました。
 アルバイトは地元のケーキ屋さんと放課後デイサービスで働いていました。他にも手話サークルや、ボランティアにも参加していました。学校の勉強だけではなく、様々な活動を通して色んな視点を持って学びを深めることができたことは、人としての成長に繋がり、更に今のSTの仕事でも活かせています。

③現在の仕事内容
 回復期リハビリテーション病棟、一般療養病棟、緩和ケア病棟がある病院で働いています。
 私は回復期リハビリテーション病棟の専従として、リハビリを行なっています。主に脳血管疾患、変性疾患、廃用症候群の患者様が対象となります。

*1日のスケジュールを紹介します。

8時半〜 朝礼、カルテチェック ミーティング 勉強会

9時〜 
 各担当患者様のリハビリ(1日約10人)。
1人20分か40分(もしくは60分)のリハビリをします。

12時〜 
 患者様の食事の評価、観察。栄養士さんと相談。
カルテ記載 掃除。

12時40分 昼休憩

13時40分〜 
 リハビリに加えて、カンファレンス(病院スタッフと患者様のご家族との話し合いや多職種が連携して、患者様の栄養状態について考える話し合いなど)があります。
リハビリを行うことはもちろんのことですが、患者様の退院後の生活をより良くするためには何が必要かなどを話し合う、またスタッフ間で情報共有することもすごく大切なことです。

17時〜 終礼 掃除 カルテ記載、書類作成など。

1日はあっという間です!

④京都光華のおすすめポイント
 なんと言っても先生と生徒の距離が近く、勉強で分からないことなど、悩むことがあれば親身になって聞いてくださり、何でも相談しやすい環境であることです。
 私も勉強や就職のこと、時にはプライベートな悩みまで、何度も先生の部屋を訪ねては、話を聞いてもらっていました。卒業後、現在も相談することがあります。

⑤高校生へのメッセージ
 言語聴覚士の仕事は難しく、悩むこともありますが、日々のリハビリを通して患者様の笑顔を見ることができたり、「ありがとう」の言葉を聞いたり、時には患者様から教えていただくこともたくさんあります。
 一人ひとりの人生に寄り添い、深く関わることができるとても魅力溢れる仕事です。
ぜひ、言語聴覚士の仕事に興味を持ち、京都光華への進学を視野に入れていただけると嬉しいです。

  患者様から手作りのプレゼントをいただきます

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