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学生ブログ

卒業生リレーエッセイ⑯

〇言語聴覚士を志望した動機
 高校の担任の先生が、「私に向いているのではないか」と薦めて下さったことがきっかけで、言語聴覚士という仕事を知りました。元々医療職に就きたいと思っていましたが、言語聴覚士のことは知らず、職業について調べていくうちに興味を持ちました。言語聴覚士はリハビリの1つの職種に当たります。

言葉がうまく話せなくなった人に
また話せるようにお手伝いすること、話す楽しさを感じていただけるようにすること。食べ物が食べられなくなった人に、また食べられるように工夫をし、食べる喜びを感じていただくこと。リハビリテーションを通して、話をする中で相手の心の拠り所となるような存在になれるよう、その方の人生に寄り添いサポートをさせて頂く機会に携われる仕事にやりがいを感じ、言語聴覚士を志望しました。


〇大学生活で印象に残っていること/印象に残っている授業
 2回生の時から約3年間、ピアサポーターという活動をさせて頂いたことが印象に残っています。ピアサポーターでは、テスト対策支援、専攻紹介、オープンキャンパスで高校生の方と大学生活に関してお話をするなど、様々な活動をさせて頂きました。
 
初対面の方とお話しをする機会も多く、話しやすい雰囲気作りを心掛け、テスト対策支援や専攻紹介などでは、相手にわかりやすく説明することが求められます。どんなことで悩んでいるのか、どのように感じているのかなど、1人1人とお話をする中で、同じ悩みでも、考えや、感じていることが違い、その人に合わせたアドバイスやサポートが必要であると学びました。

言語聴覚士として働くうえで、初対面の方と話す機会も多く、患者様も1人1人考えや想いは異なります。ピアサポーターという活動から学んだことが、今の職業にも活かせていると思います。


〇現在の仕事の内容/仕事のなかで大変だったこと・嬉しかったこと
 急性期病院で働いています。一般病棟、回復期病棟、緩和ケア病棟があり、全病棟の患者様を対象に、リハビリテーションを実施しています。脳血管疾患、呼吸器疾患、廃用症候群、緩和ケアの患者様が対象となります。また、退院された方で引き続きリハビリテーションが必要な方は、外来リハビリテーションとして継続し対応をしています。多職種によって構成されるNST(栄養サポートチーム)にも所属しており、対象患者様の栄養のサポートもしています。次年度からは脳血管リハビリテーション専任とし脳血管チームに所属する予定です。

仕事の中で大変だったこと、嬉しかったことは沢山あります。その中でも、病態に対するリハビリテーションの難しさを感じる中で、患者様が私のことを信じてリハビリテーションをしてくださり、再びご飯が食べられるようになったり、話せるようになったりして、「あなたのおかげです。ありがとう。」「あなたがいてくれてよかった。」と言ってくださることがありました。その言葉を頂いたときは、この仕事のやりがいや、達成感を感じる瞬間で嬉しく思いました


〇京都光華のおすすめポイント
 先生と生徒の間の距離が近いところです。勉学のことはもちろん、学生生活で困っていること、勉学とは関係ない何気ないことまで、気軽に相談できる関係がとても良いと感じます。

また、学校から五条のイオンが近く、四条河原町へのアクセスもしやすく、講義の合間や、午前中に講義が終わった時など、友人と出掛けたりしていました。そのような環境で勉学に励むことが出来る所もおすすめです。卒業後も、時々足を運び近況報告や相談事をすることもあります。



高校生へのメッセージ
 言語聴覚士になるためには、国家試験に合格する過程が必要です。京都光華では、国家試験の対策やサポートもしてくださり、友人とも励まし合いながら、時には楽しく勉学に取り組める環境があり、大学生としてプライベートの時間も謳歌しながら、安心して学生生活が送れると思います。

言語聴覚士の仕事はやりがいを感じる一方で、大きく悩むこともあります。その時は、大学時代の友人や先生方に相談をすることもあります。卒業後も繋がりが持てる関係が築ける学校で、ぜひ言語聴覚士を目指して頂ければと思います。

患者さんからの手紙、手作りの品

よく働き、よく遊ぶ