9月13日(日)、オープンキャンパスにて高校生の皆さんに体験授業「失語症って知っていますか?」を
実施しましたのでその一部をここでご紹介します。
「失語症」とは、これまで何不自由なく使っていた言語が脳の言語中枢のダメージによってうまく使えなくなる障がいです。
原因は様々ですが、主に脳卒中(脳梗塞や脳出血など)が多いです。
ほとんどの人は、成長とともに左脳に言語中枢が位置するようになります。
言語中枢では、相手の音声を聴いて理解する「聴覚理解」や文字を読んで理解する「読解」など「インプット」にかかわる中枢と、自分の想いを「話す」「書く」という「アウトプット」にかかわる中枢があります。前者は主に大脳後方に、後者は主に大脳前方に位置します。
ですので、ダメージを受ける部位によって、失語症の症状は様々なのです。
例えば、「聴覚理解」に支障はないが「話す」「書く」のが困難なアウトプット障がい型、比較的流暢に「話す」が誤りが多く「聴覚理解」での問題が主要因のインプット障がい型などです。

*言いたいことはたくさんあるのに違う言葉が浮かんでくる、出てこない・・・・
*コミュニケーションに自信がなくなり、他者と関わるのを遠慮してしまう・・・・
*突然、言葉の通じない国へ放り出されたみたい・・・・
などなど失語症者の多くは上記のような経験をされています。
しかし、失語症者の多くは障がいを乗り越えて、生命力に溢れ、強く、楽しく人生を謳歌しておられる方が多いです。我々、言語聴覚士は本来支援する側の立場ですが、そのようなたくましい患者さん(先輩)から人生について学ばせていただけることがあります。
失語症になってからも美しい人生を過ごすことができるよう、言語聴覚士は科学的知見に基づいて専門的に幅広く支援します。

教員 河村
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