合格者の皆さんへ

合格者の皆さんへ

みなさん、京都光華女子大学の言語聴覚専攻に合格されましたこと、まことにおめでとうございます!

「言語聴覚士(ST : Speech Therapist)」は「聞く・話す」のコミュニケーションや「食べること」に問題がある方に、専門的な支援を行う職業です。 まだ知名度が十分でない職業ですが、みなさんが自分で調べたり、保護者の方から情報を得たりして、この職業のことを知り、この道を志そうと思われたことを、たいへん嬉しく思います。
京都で初めての四年制大学の言語聴覚士養成課程として、2014年にこの専攻が開設され、2021年には8期生を迎えました。みなさんは9期生になります。covid-19の影響で、大学ではオンライン授業が行われるようになりましたが、現在は、感染対策を十分とりながら対面で行われる授業も増えています。

京都光華の言語聴覚専攻の特徴の1つは、専任教員として2名の医師(脳神経内科・精神科)が在籍していることです。医学系の専門科目の講義を担当し、学生のみなさんからの質問にもスムーズに対応することができます。また、今年度からの新たな取り組みとして、学年を越えた「縦割りグループ」を作りました。このグループは全部で5つあり、それぞれのグループに1年生から4年生までが所属します。このグループの中で、先輩と後輩の交流の機会ができ、日々の勉強や実習のこと、国家試験対策など先輩に質問しやすい環境が整いました。また、オープンキャンパスのスタッフをグループごとに担当したり、言語聴覚専攻のブログ執筆なども分担して行っています。(ぜひ、言語聴覚専攻のブログをチェックしてください)

来春からの大学生活について、今は期待と不安が入り混じる気持ちを持っておられるのでは?と思いますが、オープンキャンパスで見ていただいた通り、京都光華の言語聴覚専攻は、学生と教員の距離が近く、何でも話しやすい環境づくりを心がけています。大学の言語聴覚専攻での学びは、領域が幅広く専門性も高い内容ですが、教員一同がみなさんの勉強をサポートします。また学生たちはクラスメイトと共に学び、励まし合って実習や国家試験を乗り越えています。先輩たちの話を聞いてみたいという方があれば、ぜひ、入学前でもご連絡くださいね。

これから大学入学までの準備期間には、今まで手にとってみなかった本を読まれることをお勧めします。大学に入ってから学ぶ「言葉」や「発達」、或いは「脳」の本でもいいですね。新聞を読む習慣も、ぜひつけましょう。大学での4年間は、勉強して国家資格を取ることを目指すだけでなく、さまざまな活動を通して、一人の大人として社会に出ていく力を養う期間でもあります。
教員一同、そのお手伝いができることを楽しみに、入学をお待ちしています。