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教員コラム

「恩師からのバトン」

 先日、30年前に大変お世話になった大学の恩師から、店頭では購入できない図書となっていた社会福祉の基本的学術書を譲っていただきました。

 先生がどのような思いを込めてこの本を執筆されたのか、この本で学ぶ学生たちにどのようなことを習得してほしかったのか、美味しい食事もいただきながらの時間の中で、先生は30年前と変わらず熱く語ってくださいました。

 そして別れ際に、「この本を読んだ感想を聞かせてください。分からない点というより納得いかない点やあなたの意見を聞かせてもらえると、とても勉強になります」と、おっしゃって下さいました。

 私のような半人前の教員に対しても、いつまでも謙虚な姿勢で接してくださる先生から受け取ったこの本が、なんだかとても貴重で重い、けれども温かくて優しいバトンのように思えました。

 これからも少しでも先生の思いに応えられるよう、日々精進したいと思います。