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学外活動

コロナ禍の暮らしを支えるソーシャルワーカー【医療法人 大寿会】

「コロナ禍の暮らしを支えるソーシャルワーカー」シリーズ第四弾は、医療法人 大寿会の『地域医療介護連携室』で働く峯野さんにお話をお聞きしました。峯野さんは本学の卒業生で、社会福祉専門職として活躍されています!

1.福祉施設、機関の現状

・コロナ感染対策
大寿会ではコロナ感染対策として、職員は出入口での消毒や出勤時に検温を行っています。外部から来られる方にも消毒・検温のご協力を呼び掛けています。

・利用者様状況
利用者様の状況ですが、緊急事態宣言が発表された後に全館で面会が禁止となりました。面会再開の目途がたたない中、面会を希望されるご家族様のために当法人は面会の手段を検討しました。その結果、館内すべての場所にWi-Fiを整備、スマートフォンを各部署に支給しLINEで通話が出来る環境を整えました。LINEでのビデオ通話による面会を行い、短い時間ではありますが、顔が見えることで家族様との面会を喜ばれる方も多くおられます。

・職員の業務業況(コロナ渦で大変なこと)など福祉現場の状況について
とにかく職員の働き方が変わりました。
具体的にはオンライン会議の導入と在宅勤務(テレワーク)が導入されました。
オンライン会議はZoomを利用し、施設内の会議や外部の人との打ち合わせを行うようになりました。
在宅勤務は職場内や通勤時に感染を防ぐ目的で導入されました。グループウェア(サイボウズ)を使うことで自宅にいながら、施設のパソコンシステムに繋ぐことができ、出勤時と同じように仕事ができます。
オンラインや在宅勤務を医療・介護業界で取り入れているのは大変珍しく、他の施設の方々から驚かれることが多いです。でも実際に使ってみると、感染予防ができ、仕事もより集中できるので、とても重宝しています。

2.コロナ禍で支えるソーシャルワーカーとして

・社会福祉専門職として心がけていること
まず自分自身が感染しないことが大事です。そのためにマスクの着用、手の消毒、毎日の体温測定、感染リスクの高い場所へは行かないなど、感染対策を常に心がけています。私たちの仕事は、利用者様やご家族様とお話をする機会が多い仕事です。常にマスクの着用をしていますが、マスクを着用していると相手に私の表情が分かりにくくなるため、いつも以上に笑顔でゆっくり話し、少しでも安心していただけるよう心掛けています。

3.ソーシャルワーカーを目指す高校生へのメッセージ

・助けを求めている人の声に耳を傾ける福祉の仕事は大変なこともありますが、自分自身も成長できるやりがいのある仕事だと感じています。誰かに必要とされる存在になるため、これからも頑張っていきたと思います。

峯野さん、お忙しい中貴重なお話をありがとうございました!

医療法人 大寿会のHP
http://daijukai.com/index.html

☆彡社会福祉専攻のHPはこちら
  https://www.koka.ac.jp/welfare/