プロジェクト入門という授業の中で実施している
「80祭☆koka〜光華80周年の思いを込めて〜」
というオンライン学園祭。
サブタイトル「光華80周年の思いを込めて」をヒントに
光華学園の代表である学園長からお話を聞くことができれば、
光華の学生や大学について知りたい高校生にも
楽しんでもらえるコンテンツができるのでは？
と考え、実現したこの企画！

キャリア形成学部の1年生3名と学園長との
1時間半にも及ぶZOOMインタビューは、
興味深い内容が盛りだくさんです！
記事は全8回！！

「80祭☆koka〜光華80周年の思いを込めて〜」についてはこちら
→ https://www.koka.ac.jp/career/news/5250/

今回は第3回目となります！
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◇第3回目インタビュー◇

キャリア形成学部の1年生が学園長にインタビュー！　～学園編No.3～

―80周年を迎えてつくられた本！
学園の歴史とより魅力的な大学を目指して―

Q.光華女子学園の成立期のことを本にまとめられたとお聞きしましたが、

改めて本にまとめることで気づかれたことはありますか？

それは(著書を見せながら)この本ですね。

『其の光、華の如く』というタイトルにしました。

阿部敏行著
『其の光、華の如く―光華の濫觴―』

「光」と「華」で「光華」という校名になっているわけですが、
これは『仏説観無量寿経』というお経にある聖句からとられました。

今、光華は幼稚園から大学・大学院までありますよね？

規模は小さいけれど女子総合学園です。この総合学園になるために、

どれだけの時間がかかったのか。今年で光華女子学園は80周年ですよ。

でも、総合学園になったのはちょうど40周年の頃です。

今回のこの本は、光華が創設される前の歴史も含めて、光華の濫觴(らんしょう)※と

その40年の総合学園への歩みをまとめたものです。

※濫觴：ことの起こりのこと

色々な資料などを見ながら書いたのですが、質問にある「気づいたこと」の答えは、

この学園は、大谷智子裏方がおられたからこそ創設できた学園であり、
お裏方のお力があったからこそ、総合学園としての歩みを始めることができた
のだなということです。

故 大谷智子裏方
光華女子学園「建学の理念」より
https://gakuen.koka.ac.jp/outline/idea

もし彼女がおられなかったらこの学園は明らかにないということですよ。

そういうことを改めて知ったというか確認したということですね。

Q.光華女子学園は昨年80周年を迎えましたが、
これからどのようなことを行っていこうと考えていらっしゃいますか？

(学生に満足してもらうには)やっぱり大学に魅力がないとだめですよね。

だから、限られた資源をどのように上手に使って、
安心安全な学びの環境を構築することができるか
ということを考えなければならないということです。

そしてもう１つは、やはり教育の中身ですよね。
例えば、大学でいえば、学部学科の構成がこのままでいいのかとかあるじゃないですか。
そういうところも考えていかなければならないということです。 

それと、SDGsという言葉を知っていますか？

学生A：はい。知っています。

2015年9月に国連が採択した、いわゆる持続可能な開発目標ですよね。
貧困や飢餓、環境、教育などの問題が色々ありますよね。
これを我々なりにできることをしっかりと取り組んでいきましょうということです。

例えば環境教育というのは、とても大切なことですね。
本学園では毎年、環境問題への意識の啓発を目的に
「KOKAエコアワード」
というのをやっています。

京都光華女子大学 地域連携推進センター「KOKAエコアワード」
http://www.koka.ac.jp/crc/archives/category/koka%e3%82%a8%e3%82%b3%e3%82%a2%e3%83%af%e3%83%bc%e3%83%89

ちょっと話が散漫になったかもしれないけど、これからは、やはり

時代に即した形で、しっかりとした安心安全な学びの場を構築していきたい

と思っています。当面は、コロナに対して十分な感染防止策をとりながら、

学びの場をしっかりと確保していくということを考えていくことだと思います。

第4回目もお楽しみに！

第1回目の記事
第2回目の記事
もご覧ください。

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◇阿部敏行学園長のプロフィール◇

1943年、真宗大谷派の末寺、等観寺の四男として生まれ育つ。
1967年に関西学院大学を卒業して、大阪ガス(株)に就職。
33年間サラリーマンを務めた後、2001年に学校法人光華女子学園の理事長・学園長に就任し、
学園の経営改革を実践する。
2008年には学校法人大谷学園の理事を併任。
2018年、京都大学学際融合教育研究推進センター特任教授。
2019年6月末に光華女子学園の理事長を退任して同学園長・名誉理事長に就任。

光華女子学園「学園長メッセージ」
https://gakuen.koka.ac.jp/outline/greeting