京都光華女子大学 キャリア形成学部 キャリア形成学科 ニュース キャリア形成学部の1年生が学園長にインタビュー! 〜アフタートークNo.2~ ―挨拶の大切さ―

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キャリア形成学部の1年生が学園長にインタビュー! 〜アフタートークNo.2~ ―挨拶の大切さ―

◇企画紹介◇

プロジェクト入門という授業の中で実施している
「80祭☆koka〜光華80周年の思いを込めて〜」
というオンライン学園祭。
サブタイトルの「光華80周年の思いを込めて」から、
光華女子学園の代表である学園長からお話を聞くことができれば、
光華の学生や大学について知りたい高校生にも
楽しんでもらえるコンテンツができるのでは?
と考え、実現したこの企画!
キャリア形成学部の1年生3名と学園長との
1時間半にも及ぶZOOMインタビューは、
興味深い内容が盛りだくさんです!
記事は全8回!!

「80祭☆koka〜光華80周年の思いを込めて〜」についてはこちら

https://www.koka.ac.jp/career/news/5250/

今回は第8回目最終回となります!
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◇第8回目◇

キャリア形成学部の1年生が学園長にインタビュー! 〜アフタートークNo.2~

―挨拶の大切さ―


―挨拶の大切さ―

私は皆さんにぜひ、挨拶をしっかりとしてほしいと思っています。
私にという意味ではないですよ、
キャンパスとかですれ違ったら、友達だけでなく、先生方にはもちろん、
誰にでも
「おはようございます」とか「こんにちは」と
挨拶をしてほしいと思うのです。

挨拶は、人間関係の入り口ですよ。

ある企業の話をしましょう。
その企業は、玄関に警備会社から派遣で警備員さんを配置していました。
その警備員さんは長年その企業に派遣されており、
その企業の社員以上に企業のことを熟知していました。

彼が勤めていた警備会社を定年退職になった時、
自社の社員ではないのですが、
とても長く頑張って尽くしてくれたということで、
その企業の総務部の人たちが彼のために送別会をしたのです。

送別会が盛り上がってきたところで、総務部の部長さんが退職される警備員さんに

「最後のご挨拶をお願いできますか?」と持ちかけました。
挨拶をお願いされた彼は、感謝の意を述べ、
最後にこう言ったのです。

「この会社に出入りする来客や業者の人たちは、
出入りの時に必ず『こんにちは』とか『ありがとうございました』
あるいは『お邪魔しました』と声をかけてくれました

でもこの会社の社員の皆さんは出退社の時
私たちにほとんど挨拶をしていただけませんでした
これがただ一つの心残りです」
と。

部長はまさか自社の社員がそんな現状だとは知らなかったため絶句しました。
そしてその場の雰囲気は一変し、凍てつくようでした。
でも部長は「ありがとうございました。よくぞ教えていただきました。」と
感謝の意を表しました。

 

どうでしょうか。
例えば、皆さんも五条通からキャンパスに入るとき、
右手に警備員室が
ありますが、
登校時なら「おはようございます」
下校時なら「さようなら」
声をかけていますか?
この挨拶がとても大切なのです。是
非励行してください。

あなた方が社会人になった時に、挨
拶がきちっとできるかどうかというのは、
ものすごく
大きなポイントですよ。
あなたの会社に出入りする業者の方にさえしっかりと挨拶をするのです。
もちろん男性だからとか女性だからとか一切関係ありません

上司や先輩方は、そういうところをしっかりと見ており、
大きな評価のポイントと言っても過言ではありません。
挨拶のしっかりできる子だなとか、
ものすごく爽やかな雰囲気でいい子だなとか。
むしろ仕事ができるできないより、
そういう所に、先に目が行く
わけです。

もしかするとあなた方は
「そういう場になったらできるし、やりますよ」
と思っているかも
しれない。
でも、そういうことは
普段の習慣が自然と言動に出ます
しっかり身について
いて初めて自然体でできるわけです。
頭の中で分かっていても、実際言葉に出るとは
限らない
見についていないとなかなか出てこないものです。

だから、挨拶をしっかりと励行してほしいなと思います。

これが長らく企業を経験した私からの最後のお願いです。 

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◇インタビューを終えた後の登校日での出来事◇

最後に、学園長インタビューをさせていただいた学生3名が
インタビューを通して得た、意識の変化について記させていただきます。

 

インタビュー実施から数日が経った頃、最後の対面授業も終わり、私たち学生3名は、

帰宅するために門に向かいました。そして私たちは、門の所で警備しておられる警備員の方に
自然と「さようなら」と挨拶をしていました。

そのことに気づき、私たちは
『挨拶は大切』というお話のおかげで、今まで以上に意識するようになった」
と話し、インタビューを通して、
自分たちの 意識に変化 があったことを
感じました。

 

小さなことではありますが、少し意識するだけで、
「挨拶をする習慣」は身につくのかも
しれません。
皆さんも、ぜひ私たちと一緒に挨拶を心掛けてみませんか?

最後までご覧いただきありがとうございました!

全8回の記事を通して、皆様に楽しんでいただくことができていれば嬉しいです!

 

また、この企画の実施にあたり、ご協力いただいた皆様
本当にありがとうございました!

第1回目の記事/第2回目の記事
第3回目の記事/第4回目の記事
第5回目の記事
/第6回目の記事
第7回目の記事
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◇阿部敏行学園長のプロフィール◇

1943年、真宗大谷派の末寺、等観寺の四男として生まれ育つ。
1967年に関西学院大学を卒業して、大阪ガス(株)に就職。
33年間サラリーマンを務めた後、2001年に学校法人光華女子学園の理事長・学園長に就任し、
学園の経営改革を実践する。
2008年には学校法人大谷学園の理事を併任。
2018年、京都大学学際融合教育研究推進センター特任教授。
2019年6月末に光華女子学園の理事長を退任して同学園長・名誉理事長に就任。

光華女子学園「学園長メッセージ」

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