京都光華女子大学 人間健康学群 ニュース データサイエンスに関する出張講義

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データサイエンスに関する出張講義

2024年3月13日(水)は、本学内でFD研修会や会議等のため高校を訪問できず、Zoomで福井県の高校生1、2年生に出張講義を担当させて頂きました。講義テーマは「データサイエンスのエッセンス」で、講義の目的は、総合的な探究の時間で情報関連の探索活動の活発化です。

出張講義の回数は1回(50分)ですので、1回の授業で上記の活発化につなげるために何か最適か、いろいろ考えました。その結果、高校の探索の授業で活用され、その実践報告例もいくつか発表されているPPDACが良いと考えました。PPDACは、以下の頭文字を取って命名されている分析手法です。

Problem(テーマの問題設定)
Plan(データ収集・分析の計画)
Data(データ収集)
Analysis(データ分析)
Conclusion(結論)

高校の教室内でZoom画面をスライド投影のうえ視聴頂きました。50分間の授業内容は、以下の構成でした。

データサイエンスの概説:10分程
PPDACの活用法の説明:30分程
白書の情報検索の演習:10分弱

上記のPPDACの活用法の説明では、ブログ内のスライド図のように、75歳以上の高齢者が認知機能検査を3年に1回受ける現状の場合、事故リスクが高いことをデータ収集・分析で示して、認知機能検査の毎年実施化を結論で提起した事例を紹介しました。

探索の授業での情報収集先として、本ブログの図のように白書について紹介し、生徒のみなさんには手元のタブレットで実際に検索頂き、試しに「情報通信白書」をpdfで参照・確認頂きました。

PPDACは、探索の授業での情報収集・分析のプロセスとして報告書やスライドにまとめやすい手法と思います。ネットでも「PPDAC」で検索しますと多様な説明・実践例も紹介され、いろいろ勉強できます。ぜひ今後、活用頂ければと思います。

人間健康学群では、データサイエンス、AI関連の学びもできます。大学でもぜひデータサイエンス、AIについて学びを深めて頂ければと思います。

文責:酒井浩二

PPDACの活用例のまとめスライドです!

情報検索の演習時の白書一覧スライドです!