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学内でのChatGPTセミナー

2024年3月22日(金)10:30から90分間ほど、演題「教育現場での業務活⽤」と「⽣徒の⾃主的な学び」におけるChatGPTの活⽤術」で、本学内でAIセミナーがありました。ChatGPTの講義とパソコンを使った演習でした。

セミナーでは、ChatGPTの実演、生成AIとしてのChatGPTの概要、AIリテラシーとして基本用語と潜むリスク、AIスキルピラミッド、AIクリエイティバティ、AIプロンプトデザイン、学内での活用事例など、広範囲にわたる基礎的な内容を大変分かりやすく、興味・関心をひく講義でした!貴重な経験ができ、感謝です。

多くの興味深い使い方をご教示頂きました。その1つが、ロールプレイングでした。たとえば英語教師の役割をChatGPTが担って質問を発し、ユーザである生徒・学生が思考し、必要に応じて情報収集して回答する、といった使い方です。ユーザの回答に対してさらにChatGPTが質問し、ユーザが回答する、を繰り返します。この場合、ユーザの回答に応じた内容でChatGPTが質問してくれますので、個別対応の役割を担ってくれます。ユーザ(人)が質問してChatGPTが回答を出力も大変便利な使い方ですが、インプット中心の使い方になります。このロールプレイングの活用は、思考・表現力を高めてくれるように思いました。

研修後は、以下の図書が配布されました。後日、一読しました。非常に分かりやすく説明され、かつ、AIプロンプトの事例もたくさん紹介され、独学でも学びやすい、また学生・生徒に教えるうえで使いやすい教材と思いました。
一般社団法人 生成AI活用普及協会『生成AIパスポート 公式テキスト』 link

ChatGPTは、学生が学びや思考を深める、教員が授業運営や学生指導を効率化・最適化させるなど、使い方次第で強力な学習・教育ツールになると思います。人間健康学群でも、授業や授業外の学びの中に組み入れて行ければと考えています。

文責:酒井浩二