京都光華女子大学 短期大学部 ライフデザイン学科 ニュース 将来展望がアクティブラーニングを支えます!

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将来展望がアクティブラーニングを支えます!

こんにちは。
ライフデザイン学科の小山です。

ブライダル分野の授業を担当しておりますが、大学生の学びと成長やキャリア発達についての研究も行っています。

ところで、自分の将来について、「こういう風でありたい」という展望(将来展望)は持っていますか? 「保育士になりたい」「看護師になりたい」といった具体的なものでなくても、「こんな人生を送りたいな」「この人みたいになりたいな」といった漠然としたものでもOKです。

このような将来展望は、みなさんの学びと成長にとって重要であると言われています。私の最近の研究でも、将来展望がある学生群は、将来展望がない学生群と比べ、アクティブラーニングの授業にも熱心に取り組むといった主体的な学びを行い、学習成果が高く、授業で学んだことを課外活動や学外活動に生かすことができていることが明らかになりました。

そのため、ブライダルの授業では、知識を教えるだけではなく、受講生のみなさんが、将来展望を持てるような機会をたくさん作ることに力を入れています。例えば、2年生前期の「ブライダル演習」では、受講生それぞれがブライダルプランナーになりきって、「リアル挙式」を開催するプロジェクトを行っています。今年の受講生も「将来の夢について正直不安もあり、そこまでの意志があまり持てませんでしたが、今回の挙式を通して、より素敵なウエディングプランナーになりたいなと実感しました」「新婦さんの喜ぶ姿、感動する姿を見たことで、頑張ってよかったなと感じました。誰かの為に頑張ることが自分の為にもなる、ということを学びました。プランナーになりたいという思いが強くなりました」と述べています。自分の将来について再考し、そのためにどうすればいいのかについてリフレクションする機会を取り入れることで、授業での学びも受講生にとってより意味のある内容になっているようです。

ライフデザイン学科には、まだ将来展望が持てていなくても焦る必要はありません。ライフデザイン学科で学びを進めるうちに、興味関心が広がり、将来展望を持てるはずですし、そのサポートを行います!



◆今年度のリアル挙式の様子はこちら→

https://www.koka.ac.jp/lifedesign/news/8008/

 
◆関連する論文はこちら→

大学生の将来の見通しによる正課・正課外の学習プロセスと学習成果の差異の検討

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjet/46/Suppl./46_S46083/_article/-char/ja/


キャリア意識とアクティブラーニング型授業における学習成果の関連二つのライフと学業と職業の接続意識に注目して

https://career-design.org/mag/mag16/