インテリア分野を担当している河内です。

ライフデザイン学科のデザイン実習室をご紹介しています。
今回は、名作家具関連の資料についてです。

始めにご覧いただくのは、ヴィトラ・デザイン・ミュージアムが制作する、ミニチュアコレクションです。

歴史に残るデザインの家具を1/6のサイズにしたもので、サイズは小さくても、その作りは本格的です。
木、レザー、スチール、ファブリックなどの素材を始め、構造、塗装まで、精巧に作られています。
壁際の棚に何気なく保管されていますが、20種が並んだ様子は、大変見応えがあります。

次は、同じくヴィトラ・デザイン・ミュージアムのチェア　コレクション　ポスターです。A0サイズの迫力ある大きさで、224点のデザイン家具がずらりと紹介されています。

こうやって眺めてみると、一口にデザイン家具と言っても、本当にいろいろな形、素材、色があることがわかります。
少し色褪せ、年季が入っていますが、これは2000年頃のポスターです。一定期間で更新されるため、現在では入手しにくいものと言えるかもしれません。ライフデザイン学科の卒業生さんたちが、学んできた歴史を感じますね。

最後にご紹介するのは、チャールズ・レニー・マッキントッシュがデザインした、ヒルハウス,1ラダーバックチェアです。

これは、マッキントッシュが設計したヒルハウスという住宅の主寝室のためにデザインされた椅子です。その長い背もたれが大きな特徴で、座るという機能を超えた、美しさがあります。ニューヨーク近代美術館にコレクションされている名作家具のひとつで、デザイン実習室では、実際に触って座って、体験することができます。