京都光華大学 短期大学部 ライフデザイン学科 ニュース ウェディングブーケのおはなし⑤ 自分のブーケをイメージしてみましょう

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ウェディングブーケのおはなし⑤ 自分のブーケをイメージしてみましょう

こんにちは!ライフデザイン学科教員の菅尾英代です。
今日は、ウェディングブーケの形についてご紹介したいと思います。 

前回の記事で、ブーケとドレスの相性についてお伝えしました。ブーケはドレスが決まってからお打ち合わせが始まりますので、基本的にはドレスの形やお色に合わせてブーケの形やお色を決めていくことになりますね!

とはいえ、ご自身が直感でピンとくる形やイメージというものが、やはりあるのではないでしょうか。そんな時に、あらかじめ基本的なブーケの知識を持っておくと役立つでしょう。人生で最高の日を彩る唯一無二のアイテム、ウェディングブーケ。思い残すことなく決めたいですね!

ブーケを作るうえで大事な要素は、①主役となるメインフラワー、②隙間を埋めるフィラーフラワー、③グリーンです。特に、グリーンは、質感と色合いに特徴があります。質感は、つやつやしたもの(ルスカスなど)、ざらざらしたもの(ゼラニウムなど)、フェルトのようにフワフワの毛が生えているもの(ダスティミラーなど)などさまざまにあります。また、色合いも、ナチュラルなグリーンのほかシルバー系、レッド系、斑入りなどありますので、「もしかすると、こんなのは無理かな」と最初からあきらめる必要はありません。フローリストとのお打ち合わせ前に、先輩花嫁のブーケをたくさん見てみるのがおすすめです!

それでは、基本の形を以下にご紹介しましょう。今回の画像は、Chat-GPTで作成しましたので、少し人工的に見えるかもしれません。イメージ画像としてご参考ください!

①ラウンドブーケ
ラウンドブーケは、半円形の最もオーソドックスなブーケです。正面から見ると、まんまるの形をしています。花材の組み合わせや大きさによって、どんな形、どんな色合いのドレスにも似合います。通常は、ブーケホルダーかワイヤリングメソッドを利用して制作しますので、花材の質感にもこだわれば、ナチュラルにもラグジュアリーにもまとめることができ、思い描いたイメージを作り上げることができるでしょう。
おすすめの花材は、①バラ・トルコキキョウ・シャクヤクなどのメインフラワーに、②ブルースター・スイトピー・スプレーバラなどのかわいらしいフィラーフラワー、③アイビー・ヘリクリサムシルバー・利休草などの小さめのグリーンの組み合わせです。花材によって季節感を出せるのも、ラウンドブーケの特徴でしょう。

基本のラウンドブーケ

② キャスケードブーケ
キャスケードブーケは、「ウェディングブーケ」という言葉から最もイメージされることの多いブーケではないでしょうか。キャスケード(cascade)は英語で「小さな滝」という意味です。曲線上の流れるようなラインをお花とグリーンで作り出し、優雅で格調高い雰囲気を演出します。挙式などフォーマルな場面で使われることが多いブーケです。
このブーケは花材を選びますが、①バラ・ユリ・胡蝶ランなどのメインフラワーに、②スプレーバラ・ライラック・デンファレなどの少し大きめのフィラーフラワー、③アイビー・スマイラックス・ベアグラスなど、上から下への流れを作ることのできるグリーンの組み合わせが相性良いでしょう。

滝のように流れ出るキャスケードブーケ

③ クラッチブーケ
クラッチブーケは、ここ数年の間、1番人気のあるブーケです。クラッチ(clutch)は英語で「つかむ・握る」という意味です。茎をそのまま残して束ねていくブーケですので、文字通り、花を摘んで握ったブーケと言えそうですね!茎をきれいに見せるという点では少し花材を選びますが、基本的にはどんな花材でも作ることができます。
個人的におすすめなのは、旬の花材を組み合わせて季節感を演出することです。例えば、①ラナンキュラス・ひまわり・カップ咲きのバラなどのメインフラワーに、②ライスフラワー・デルフィニウム・フランネルフラワーなどの繊細なフィラーフラワー、③ピットスフォルム・レモンリーフ・ユーカリなどのしっかりしたグリーンを合わせることで、ウェディングブーケを通して、結婚式を挙げた日を記憶することができるでしょう。ぜひドレスや会場の雰囲気に合わせてイメージしてみてくださいね!

ナチュラルにまとめたクラッチブーケ *ラウンドタイプ


エレガントにまとめたクラッチブーケ *クレッセントタイプ
※クレッセント(Crescent)は英語で「三日月」という意味


このほかにも、ブーケには様々な形があります。ドレスと同様に、ブーケも憧れですよね!フローリストとのお打ち合わせ前に、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。花嫁が押さえるべき基本を知るには、ゼクシィ結婚STYLE Magazineなどの結婚総合情報ウェブサイトがとても役立ちます。ぜひご自身で調べながら知見を広げ、最高の1日にいたしましょう! 

今日は、ウェディングブーケの基本的なデザインについてご紹介しました。花材、色合わせ、質感などいろいろな角度からお花を知り、見て感じることで、最高の1日と喜びの気持ちをどのように表現するか、ぜひ思いを巡らせてみてください。それでは、またお会いしましょう!