4月から京都光華女子大学健康科学部心理学科に着任しました、大谷多加志です。どうぞよろしくお願いいたします。

これまでは民間の社会福祉法人で心理士として子どもの発達支援に関わりながら、発達検査に関する研究や研修事業に携わってきました。専門は発達心理学で、最近は０歳の赤ちゃんの発達研究を、さまざまな研究機関・研究者と共同して継続的におこなっています。

子どもの言動は、大人の目線から見ると不合理だったり、非効率だったりして、思わず「？？」が頭に浮かびますが、その言動の背景には必ず何か理由が存在しています。自分とは異なる物事のとらえ方（認識）をする「子ども」の世界について考えていくことは、とても刺激的で面白いです。また、対象者の年齢にかかわらず、心理専門職に共通して求められる“自分とは違う他者の内的世界を想像する力”を養うことにもつながるように思っています。

着任して日も浅く、目の前のことをひとつひとつこなしていくことで精いっぱいですが、先生方、学生の皆さんにあたたかく迎えて頂き、たくさんの刺激を受けながら充実した毎日を過ごしています。まだまだ学ぶことが多いですが、京都光華の皆さんと一緒に、学びを深めていけたらと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。

2021．4.27　大谷 多加志