「学びのパートナー」は、本学では3年生以上の学生を対象に派遣しているボランティアで、京都市教育委員会による事業です。これは、京都市内の小学校、中学校で不登校傾向にある子どものうち、「別室登校」の状況にある児童・生徒に対する指導や効果的な支援の充実を目的としています。
具体的には、このボランティアに登録した学生は、京都市内の小学校、中学校のどこかに派遣されることになり、別室登校の児童・生徒の話し相手や相談相手、勉強のお手伝い等をすることになります。児童・生徒にとっては、先生とはまた違った立場の、年の近い大学生が一緒にいてくれることによって、少しずつ学校が居やすい場所、安心できる場所になっていくことがあります。学生にとっては、児童・生徒の話し相手となること、傍らにいること自体が、人と人の関係性が作られていくということを実際に体験することになり、臨床心理学やカウンセリングについて座学で学んだことを実践できる貴重な機会となります。また、教職員やスクールカウンセラー等と連携する機会でもあり、学校現場を知ることも重要な学びの要素となります。
公認心理師養成プログラムでは、2026年度から、ボランティア活動での学びを振り返り、秘密保持義務を守りながら、文章化したり、他の人と共有して検討する機会を作る予定です。これは、臨床心理学の重要な学習方法であり、これを通して将来、心理の専門家となるための基礎を身につけることにもなると考えています。
本学心理学科では、公認心理師資格に必要な授業以外に、公認心理師を目指す学生に向けて、1回生から4回生まで、それぞれの時期に応じたサポートを行っています。
【1回生】
12月に公認心理師についての説明会を行います。ここでは、公認心理師がどのような業務を行う仕事なのか、これからどのような科目を習得していく必要があるのかを紹介します。
正課の授業が終わる2月には、「公認心理師 課外ゼミ」を実施しています。この課外ゼミは、自宅や実家からでも受講できるように、オンライン形式で、全3回の授業を行っています。公認心理師になるうえで大学生の間に身につけておきたい技能、大学院入試や公認心理師の国家試験の過去問の紹介、簡易の実力テストとテスト結果の個別フィードバックを行います。この実力テストを受けることで、今の実力がわかると同時に、大学院受験に対応するには、2回生から受ける授業を、どの程度まで習得しておくとよいのかがつかめます。
【2回生】
正課の授業では、後期に「心理学英語文献講読」(選択科目)が始まります。また、12月には、3回生から受講が可能となる「心理実習」「心理演習」の紹介と、受講に必要な準備についての説明会を行います。2月には、2回生向けの「公認心理師 課外ゼミ」(全3回)があります。ここでも簡易の実力テストが出題され、2回生までに習得した力を試す機会になります。ここでも、現時点でどの程度の力がついていて、あとどのくらいの水準の学習が必要かについて、教員から個別のフィードバックを行っています。
【3回生】
正課の授業では、前期と後期に「心理学特別演習」があり、臨床心理学の専門知識や心理支援の基礎知識を定着させる大学院に向けた準備教育を行っています。正課外では、後期に「大学院入試対策講座」(全4回)が始まります。
【4回生】
前期に「大学院入試対策講座」(全4回)があり、6月の「内部進学選抜」や、9月の「大学院入試・前期」に備えます。
(※「心理学特別演習」と「大学院入試対策講座」は、1年早く受講する学生もいます。)