京都光華女子大学 キャリア形成学部 キャリア形成学科 ニュース 講義の様子「女性の生き方・働き方」③(販売職の先輩)

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講義の様子「女性の生き方・働き方」③(販売職の先輩)

「女性の生き方・働き方」3人目のゲストスピーカーは販売をされている先輩でした。この科目ではゲストをお招きして、ご講演いただく機会を設けています。ロールモデルとなる先輩には、これまでのキャリア(現在の仕事、転職歴、就活体験、学生生活など)についてご講演いただきます。
自身の今・将来と重ねて聴講、体験談を通して現在の女性が一般的に体験するライフイベントとしてはどういった事象があるかを学びます。女性を取り巻く社会環境を理解し、キャリアビジョンをまとめることを目標としている講義です。
学生はコメントシートに考えをまとめる+講演者へのお礼状作成 を行っています。
お礼状はそろそろ慣れて来た頃でしょうか。


就活で上手くいかなかったときのエピソードでは印象に残った言葉が多かった様子。

根本的にダメなところがあるのではないかと見直した就活。その中で重点をおくことが大切だと学びましたね。
将来を見据えて長く続ける仕事という考え方に気付かされると同時に共感する学生も多かったようです。

自分がこれだけは譲れないというものは何かを考え就職活動をしようと思いました。
将来のことを見据えて考えたり、自分の中で「これだけは譲れない」と決めたりと、様々な視点で就職先を見つけていくことも大切なことだと知りました。
という感想がありました。 


ほかに、販売員はどのような仕事をされているのか、一日のスケジュールをもとに教えていただきました。朝夜の時間や終日など、これまでお話しいただいた先輩と異なっていましたね。友人ともずれてしまうことが多いのだと話されていました。

年齢問わず色々な方と関わることができて人としての幅が広がるお仕事で少し興味を持ちました
という感想がありました。

販売員の魅力もお話ししてくれました。人生の節目に袖を通すことから、大切な日のお手伝いをしているという受け止め方はとても素敵でしたね。指名してくれるそのお客様のために商品の提案、仕立て直しなど考えていくこと、信頼関係を大切にしておられることはやりがいにつながっていると教わりました。様々な人との出会いがある販売員は面白いのだと。

販売員ときいて思い浮かべたお仕事の様子と違う点がきっとあったと思います。それが、先輩が教えてくれた

「先入観にとらわれないで」「調べてやってみることでいろいろなことが見えてくる」

ということでしょう。実際に経験することでその事柄をよく見ることができる。その結果、自身が持っているイメージを変えることに繋がる場合がある。実際に働く人から話を聞いたことで、今日視野が広がったのです。

学生の感想からも、気づきがあったことや「先入観」について書かれたものがあり、たとえば
生き方や進路について聞いていくうちに先入観や固定観念が打ち消されました

「先入観が邪魔なものになってしまうという」という言葉が強く印象に残りました
今の可能性がまだまだある段階で、先入観だけで物事を選択してしまうのは良くないのだと気づき、積極的にさまざまなことにチャレンジしたり、いろいろなことを知ったりしていくことが大切
というものがありました。

今後の目標を教えていただきました。

まずはステップアップ。
次にプライベートの充実。
卒業してから長く勤めてこられたからこそ積み重ねられてきたキャリアがあるのだと感じた学生も多いのでは。産休育休を取得しても戻ってきたい職場だと話されていました。

今後のキャリアアップなども明確な目標を立てていらして、向上心を忘れない姿勢を自分ももって行動していきたい、
私も焦らず自分と向き合い、何がしたいのか何が1番自分にベストなのかを考えて自分の夢を掴みたい
という前向きな感想がありましたよ。



最後に学生に向けてのメッセージで

「卒業後は思っているよりスムーズではない!」

今、18歳、19歳で思い描く10年後の自分は、どのようなものですか。バリバリ働いてる、結婚してる、子育てしてる……きっとイメージがあるはずです。

「10年はすぐ過ぎる」

なぜなら人生の中でいろいろ起きる時期でもあるから。その中でどうキャリアを築いていくのか。まずは「ひとりで生きる、どう生きる」がメインに来たほうが良いのだと教わりました。目標として結婚をとらえるのではなく、「わたしが生きる」なかで結婚というイベントがあるイメージなのだそうです。

20代で結婚・出産という漠然としたイメージを持っていた学生も多いようで、少し驚いた様子でした。
感想では、
結婚や妊娠、出産、育児で、仕事から離れる時間が長いとキャリアアップに時間がかかることがわかりました。
まずは、キャリアアップで自分の基礎をつくり、そこに出産や育児などを組み込むことが、余裕をもって生きていくために必要なことなのではないかと思いました。
のように私生活とキャリアアップの時間配分についても考えるきっかけになったようです。

この科目の初回で書いた自分の将来、どんなふうに書きましたか。
ここで一度、見直したくなりますね。

 

貴重なお話をありがとうございました。

講義の様子「女性の生き方・働き方」①(その1)(ブライダル業界で働く先輩)
講義の様子「女性の生き方・働き方」①(その2)(ブライダル業界で働く先輩)

講義の様子「女性の生き方・働き方」②(その1)(営業職の先輩から)
講義の様子「女性の生き方・働き方」②(その1)(営業職の先輩から)