京都光華女子大学 人間健康学群 ニュース 健康科学領域とデータサイエンス

ニュース

健康科学領域とデータサイエンス

近年、データサイエンスは高等学校、大学ともに大変重視されています。高等学校ですと、たとえば「総合的な探究の時間」で、生徒は個人・グループの想像や発想に基づいたアイデア・提案でなく、事実・データを収集・分析のうえ、その結果を根拠とした検証や提案が行われています。授業実践の成果等は、研究会や学会でも発表されています。

大学でも、全学共通の一般教養課程や専門課程で、データサイエンスは重視されています。文部科学省は、大学での数理・AI・データサイエンス教育プログラムの提供を後押しし、認定制度を設置しています。本学は、この文部科学省で推進するプログラムをEDUAL(Essential Data Utilization and AI Literacy)プログラムと命名し、リベラルアーツ教育課程での所定の科目の単位取得により認定証(リテラシーレベル、応用基礎レベルのいずれも取得可能)が在学中に発行されます!

健康科学領域でも、人の身体や心理、食物の栄養価や摂取状況、地域住民の健康調査など、多岐にわたるデータを収集します。そしてデータ分析結果から、健康領域テーマに関する現状把握、課題抽出、課題解決策の立案、解決策の実践などを行います。データ分析結果の活用により、人や社会の健康に関する現状を、より的確に把握し、より効率的・適切に未来を改善できます。

人間健康学群でも、データサイエンスを学ぶことができ、その知識・スキルを健康課題解決に活用できます。上記のEDUALプログラムの単位取得で、大学で修得した証明としての認定証も得られます。ぜひ、大学でデータサイエンスを学び、修得して、個人・組織が行う提案や実践の精度を高めて頂ければと思います。

文責:酒井浩二