2020年2月15日、京都光華高等学校の2年生29名を対象に、本学の相場浩和教授が出張講義「21世紀に必要な力（地頭力）を鍛えよう－Q.今笑っている日本人は何人いる？－」（100分間）を行いました。

まず、地頭力とは何か、21世紀になぜ地頭力が求められるのかを説明した後、さっそくフェルミ推定の問題に取り組みました。まず、例題として「日本にあるポストの数は？」という問題を一緒に解いてみて、フェルミ推定での大切な考え方（分解、単純化、仮設）のおおよそを理解しました。その後、ペアに分かれて「日本にある電信柱の数は？」、「日本にピアノの調律師は何人いる？」という問題に取り組みました。発表では、日本にあるピアノの数からのアプローチや日本にある音楽大学の定員数からのアプローチなどさまざまな解き方が示され、おおいに盛り上がりました。最後に自分たちで「フェルミ推定問題集」を作りました。

学生からは、「今まで考えたこともなかった問題で楽しかった」、「知らない数字でも仮説を立てて先に進むことが大事だとわかった」、「間違えてもOKだし、そもそも間違いとかがないので、安心して取り組めた」、「フェルミ推定の考えを知らなったときは『京都のカラスの数は？』と聞かれても『知らない』で済ませていたと思います。でも今は『少し考えてみようか』という気になりました」などの声が聞かれました。