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教員ブログ

水平思考クイズにはまっています

皆さん、こんにちは。情報系を担当している一人の相場です。2020年度は「ライフ創彩」という授業も担当しました。

ライフ創彩というのは非常にユニークな授業で、前年度に学生たちが「こんな授業をやりたい!」と授業計画を複数提案します。その授業計画の中から1つが選ばれ次年度のライフ創彩として実施されるというわけです。

2020年度のライフ創彩の内容は「グループワーク」となりました。貿易ゲーム、コンセンサスゲーム、地図つくりゲーム、実践KJ法などたくさんのグループワークを行いましたが、そんなグループワークの前に必ず行うようになったのが「水平思考クイズ」です。一度取り上げたのですが、学生教員もはまり、恒例になったものです。

水平思考クイズとは次のようなものです。例えば出題者が「テツさんは乗り物に乗っているだけなのだが、すれ違う人に見られて恥ずかしい思いをしている。なぜ?」と問題を出します。それに対して複数の解答者は、質問者が「はい」か「いいえ」で答えられる質問をします。例えば「テツさんは大人ですか?」「はい」、「その乗り物は子供用ですか?」「いいえ」といった具合です。こうしてみんなで質問を出し合って、最終的に答えを見つけるというクイズです。

水平思考クイズは研究と似ている!と思いました。研究も、答えがわからない問題に対して、まずは常識的な仮説を考えそれが成り立つかどうかを見極めます。そうした常識的な数々の問いを経て、ついに誰かが常識を乗り越えた飛躍的な問いを見つけ出し、答えにたどり着きます。どうです?水平思考クイズそのものでしょう?

受講者のみんなも水平思考クイズの意義を理解してくれて、ついには2021112日には授業が水平思考クイズ集となりました。問題はネットにたくさんあるので困りません。

ではそんな水平思考クイズからもう1問。「女は男が大好きだった。ある朝、男が倒れていたのを目撃した女は救急車を呼ぶことはなく、男は死んでしまった。なぜ?」・・・答えはまたの機会に!

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