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教員ブログ

秋の夜長におすすめの本

現在、大学教員である鹿島我はもともと放送作家です。 

これまで30年にわたり『アタック25』のクイズ番組で問題を作ったり『熱闘甲子園』では、球児たちの熱いプレーを切り取ったり『キスした?SMAP』では、SMAPがスターになっていく過程を間近で見たりしてきました。

そんな私が、本日、大学のプレゼンの授業で「ビブリオバトル(書評合戦)」をするにあたり教員の参加も求められたので選んだ本が、松本修さんの『全国アホ・バカ分布考』でした。

松本さんはラブアタック』をはじめ多くのヒット番組を生み出してきた朝日放送の名物ディレクター、プロデューサーです。私は『合コン!合宿!解放区』に構成として参加した際に番組作りのノウハウを学ばせていただきました。

この本は、そんな松本さんが企画し初代プロデューサーだった『探偵!ナイトスクープ』に「アホとバカの境界線はどこにあるか調べてほしい」という依頼が寄せられたことに始まります。

調査を始めると「タワケ」が出現して、やがて「ダラ」もあるとなりどんどん新たな言葉が出現し、やがて全国のアホ・バカに該当する言葉を調査するという大プロジェクトへと発展していきます。それは、まるで上質の推理小説のような展開です。私の知り合いの名前を多く出現しなつかしさとともに当時のテレビ局の勢いも感じることができなんともいえない気持ちになりました。

これを機会にもう1度じっくり読み直してみようと思います。 

皆さんも秋の夜長に読書してみては!