京都光華女子大学 短期大学部 ライフデザイン学科 ニュース 寺町京極商店街と産学連携授業を行っています!

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寺町京極商店街と産学連携授業を行っています!

こんにちは。

ライフデザイン学科でデザイン企画分野を担当している羽深です。

後期の授業「ライフデザイン・コンピテンシーⅡ」では、京都河原町にある寺町京極商店街と商店街の魅力発見・発信をテーマに産学連携授業を行っています。

今回授業に協力を頂いた寺町京極商店街は、京都の中心、寺町通りにあり、京都を代表する大きな商店街です。ファッションや雑貨、カフェ、飲食店など約180の店舗が並び、普段からたくさんの若者や観光客で溢れます。近隣には蛸薬師堂、錦天満宮、矢田地蔵尊など京都を代表する史跡がたくさんあり、戦国時代に織田信長の宿泊中に明智光秀が奇襲、自刃に追いやった「本能寺の変」で有名な本能寺も商店街のすぐ近くにあります。

観光としても非常に魅力的な場所です。

授業では、まず商店街について事前調査を行ったうえで、108日(土)に、22名の学生が6つのグループに分かれて、寺町京極商店街を調査しました。今回は商店街のユーザーエクスペリエンスに焦点をあて、「寺町京極商店街に遊びに行けばこんな特別な体験が出来る」といった「体験」をテーマに学生自身が商店街を体験し、その体験を写真や動画として記録しました。

2020年に始まった新型コロナウイルスの流行により、外出の自粛、自宅で過ごす時間が増加し、単純にモノを早く・安く購入するならばオンラインショップを利用するという人が増えました。美味しいレストランの食事もUber Eatsや出前館といったデリバリーサービスを使えば、スマートフォン1つで簡単に自宅で楽しむことが出来ます。

そんななか、商店街は様々なリアルな店舗が集結した体験型ショッピングの聖地です。商店街に行ってこそ、商店街でしか出来ない魅力的な体験を通じて、商店街の魅力と価値を発信する。これが今回の授業のテーマです。

この授業では「体験」を学生が得意とするInstagramを利用し、世の中に発信する事にチャレンジしました。Instagramのアルゴリズムにも焦点を置き、一瞬で「いいね」が押したくなる動画、写真を通じて商店街の魅力を伝える検討をした結果、100件を超える「いいね」を頂いた投稿記事や2000回を超える再生回数のリール動画を授業用のアカウントから発信することが出来ました。

学生は自身の投稿の反応に一喜一憂するだけでなく、どのようにしたら商店街の魅力を伝える事が出来るのか真剣に考えました。成果が数字として見えるInstagramの投稿は非常に良い経験になったと思います。

さて今週からスタートする後半の授業では、さらなる商店街の活性化へと繋がる「特別な体験」の方策を検討し、1月には寺町京極商店街振興組合の皆さんに報告します。女子短大生の強みを活かした斬新で面白いアイデアを提案できるように、教員も一丸となってグループワークで一緒に検討をする。毎週の授業がとても楽しみです。

1月にはこちらのページで結果のご紹介を出来るとおもいます。ぜひ楽しみにお待ちください。