ライフデザイン特論の授業で、披露宴のテーブルコーディネートのプロデュースと結婚式当日の挙式の見学とお手伝いをさせて頂きました。

まず、テーブルコーディネートでは和風の結婚式であったため、「伝統」と「和」をイメージして取り組みました。また、新婦様が、日本らしさや京都らしさ、日本の伝統的スタイルを重視されていましたので、「伝統」と「和」が感じられるように、小物や色合いなど細部にまでこだわってアイデアを出していきました。和婚は私たちもこれまで実際に見たこともなかったので、最初はイメージを膨らませるため、和婚のテーブルコーディネートの画像それぞれが集め、意見を伝え合う所から始めました。

また、新婦様の色打掛の衣装のプロデュースを担当された方に授業にお越し頂き、テーブルコーディネートのポイントやお花の飾り方などを教えて頂きました。調べるだけでは分からない事もありましたが、実践的に学ぶことでイメージを実現させる方法を理解することができました。

特にこだわったのは小物とテーブルクロスです。まず小物には縁起が良いと言われているものを調べ、その結果、折り鶴を中心的に使用しました。配置や飾り方・全体のバランスを細かく見る事も大切にしていきました。テーブルクロスは、色合いと敷き方をよく考えていきました。新婦様が好きな色が紫系統だったため、濃い・薄いなど和風のイメージに合うよう何種類か布を見て選定していきました。敷き方では、紫と白の布2色を使用し、新郎新婦様のメインテーブルと合うようにコーディネートをしました。

しかし、話し合いが進むにつれて課題にぶつかる事も何度もありました。そこからどうすればブラッシュアップできるか改善できるかを考えていく事は難しかったですが、自分たちのアイデアと新婦様の想いを大切にして進めていきました。

挙式当日は、私たちも参加させて頂く事になり、挙式、披露宴の見学だけではなく、実際のテーブルコーディネートやウエディングプランナーさんのサポートまで担当させていただきました。

挙式では、神前式の様子や白無垢の衣装を間近で見る事ができ、貴重な機会となりました。神前式の儀式は授業で学んだ事はありますが、実際に見学させて頂いた事により動きや流れなども確認でき勉強になりました。披露宴のテーブルコーディネートでは、当日のテーブルを見るまで想像がつかない所もありましたが、実際に配置してみるとイメージ通りに出来たので良かったです。

新郎新婦様や親族の皆様も喜んでくださり、温かいお言葉も頂けたので、私たちも幸せな気持ちになりました。

今回の取り組みは短期間の準備で、最初は私たちに出来るか不安が多かったですが、一人一人が真剣に考え集中して取り組んだので良い物に仕上がったのではないかと思います。この経験から学んだことがたくさんありますので、卒業後の仕事にも活かしていきたいです。

************************************************



「担当教員からひとこと」

A.Hさん、1年生の時からブライダル分野の学びを深めてきたからこそ、これまで学んだ知識とスキルが武器となり、短期間で成功させることができたのだと思います。新婦様が「すごくいい感じにしてもらって良かった！！」と言ってくださったことで、疲れも一瞬で吹き飛び、幸せな気持ちになりましたよね！これがブライダルのお仕事の価値や醍醐味ですね。

新郎新婦様へ

ご結婚おめでとうございます。ご両家の大切な挙式、ご祝宴に私たち学生を関わらせていただき、本当にありがとうございました。学生へのお心遣い改めて感謝申し上げます。

小山　理子