インテリア分野の授業を担当しております。郭　雅雯です。

2年生後期に、「インテリア模型制作演習」という授業があります。この授業は、インテリア提案において必要な手法、表現技術を模型制作を通して学ぶという狙いで、コンセプト作成、作図、材料集め、ドールハウス作成の技術を習得する授業です。

インテリアの模型を制作するための計算、スケールの変換、縮尺に従って、実際の大きさと縮尺した大きさを計算し変換する能力が必要です。また、制作課題はいずれも各自の創意を表現するものであり、アイデアの開発と材料集め、表現上の工夫を要します。とても大変な授業ではありますが、学生は自分が考えたテーマに積極的に取り組み、作品の独創性と模型作成技術を磨き上げ、完成度が高いものが多いです。さらに、開口部、カーテン、照明、それぞれの家具から装飾の小物までの細かいところまで作り上げた作品も少なくありません。

個々の制作に対して、指導することも簡単ではありません。また、学生たちも良い作品を作ろうという情熱がないと良い作品になりません。今年は特にバリエーションが豊富で、色や形も素敵でおしゃれな作品が出来上がりました。学生たちは放課後など自分の時間を見つけて、遅くまで教室で制作し、質問をしたりしていました。その取り組む姿勢や学ぶ意欲、そして作品をつくるプロセスを高く評価しています。

最後に、今年も作品の発表会を行い、投票で最優秀賞1名と優秀賞2名が選ばれました。選ばれた3名の学生にスタバカードをプレゼントしました。喜んでもらえて何よりです。また、作品の中から6つ選出し、校外の方にも見ていただきたいと思い、オープンキャンパスで展示します。良く考えたら、選出された６つの作品は、全て在学中にインテリア設計士の資格を取得した学生の作品です。それは、偶然ではないと思います。

この2年間インテリア分野の授業で磨いて身につけた技術とそのノウハウを活かして、これから社会で活躍して欲しいと願っています。

皆さん、宜しければ、一度、オープンキャンパスに来ませんか？素晴らしい作品が待っています！