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2024.10.30 学生ブログ舞妓さんメイクの実習を行いました!
―――――――ライフデザイン学科1年 S. O.さん
10月26日(土) 「京の伝統文化を創る」の授業で、特別講師の顔師 青江先生にお越しいただき、舞妓さんついて学びました。
授業内では2人1組になって舞妓さん特有の白塗りのメイクに挑戦しました。
今回使った化粧品が普段の私のメイクには使われないようなものばかりで面白かったので、手順とともに紹介します。
1. ニベアクリームを顔全体に塗る
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2. 鬢付け油をムラにならないように塗る
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3. おしろいを板刷毛で塗り、パフで馴染ませる
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4. ブラシを使ってピンクの粉を目周りや頬にのせる
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5. 赤色の粉で眉毛を描く
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6. 目じりに赤色の「目張り」を描く
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7. 最後に下唇に口紅を塗る
私が1番驚いたことは、下地にニベアクリームと油を塗ることです。鬢付け油はとてもべっとりしていて顔に塗るのが難しかったのですが、これを丁寧に塗ることで次に塗るおしろいが綺麗にのりました。
難しかったことは、眉毛を描くことです。先生に教わった形を意識して描いても、お手本のような眉毛は描けなかったです。眉毛でお化粧の印象がとても変わったので、いつも綺麗に描いている舞妓さんの凄さに気づけました。
舞妓さんのメイクは子供らしい可愛さを表現されているそうですが、メイクをしていく中でピンクの粉を塗ったときに一気に可愛らしさが生まれました。
目じりに描いた目張りは、粉で描くと柔らかい印象、紅で描くと力強い印象になり、完成した時にみんなそれぞれのオリジナリティが出ていて面白かったです。
また、舞妓さんは数年経つにつれて徐々に眉毛に黒を足すことができたり、上唇に紅をさすことができたりします。アイラインやマスカラは新人の舞妓さんは使えないそうです。
授業の最後では、舞妓さんが実際にメイクをしている動画を見て、私たちも挑戦したからこそ注目できるところや気づきがありました。
今回の授業を通して、今まで知らなかった舞妓さんのことをたくさん学べました。
ほとんどの人が経験することができないような貴重な体験をさせていただきうれしかったです。本当にありがとうございました。
–今回お世話になりました 顏師 青江先生 からひとこと–
本物の舞妓さんに会う前の授業。実際の舞妓さんのお化粧を体験していただきました。初めての化粧品や和化粧道具を使ってのお化粧に始めは悪戦苦闘(笑)されておりましたが、コツをつかむのが早く、初めてとは思えない仕上がりに私自身感動しました!見るだけではわからない、舞妓さんのお化粧の大変さや意味合いなどを知って、感じてもらうことができ、次週の本物の舞妓さんを招いての授業もさらに興味深く感じられることと思います。ほんと良く出来ました!