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2026.04.28 専門分野コラム神々しくも親しみやすいビジュアル?? AIにお絵描きさせてみた!
こんにちは!
はじめまして。この春からライフデザイン学科に加わりました、破田野です。
私は主に情報系の授業を担当していて、コンピュータ概論という授業ではAIの使い方を皆さんに紹介しています。概論という名前の通り、全体的な話をする授業ですので、それほど難しいことを扱っているわけではありません。授業で紹介するのは、主にChatGPT、Copilot、Geminiなど有名どころのAIアシスタントの使い方です。AIはとても優れたツールですが、気をつけて使わないと考える力や作り出す力が失われたり自分の意見がわからなくなったりする危険がありますので、そうならないための方法を一緒に学んでいきます。
さて、ここではその授業のスピンオフとして、AIに色々なことをやってもらって、その素晴らしく便利なところや、意外にポンコツなところを感じてもらおうと思います。
今回はAIにイラストを描いてもらおうと思います。AIに何かをしてもらうときには、どんなことしてほしいかを文章で伝えるのが一般的です。その文章を「プロンプト」というのですが、今回はあえてプロンプトを最小限にすることでAIの実力をテストしたいと思います。
私の手書きのイラストです。タイトルは「地球を抱いた天使」です。
これを、ChatGPT、Copilot、Geminiの3種類のAIアシスタントにアップロードして、次のようなプロンプトで依頼します。
「これを元に、いい感じのイラストを描いてください。すべて任せるので、質問は無しでお願いします。」
このようないい加減なプロンプトだとAIは上手に動かない事が多いのですが、さてどうなるでしょうか。
まずは多くの方に馴染み深いChatGPTの作品がこちらです!

…やりますね。ちゃんと私の絵が伝わっている気がします。地球を抱いているので、私は宇宙空間を想定したのですが、ChatGPTは草原と鳥のようなイメージで描いたみたいです。
せっかくなので「この絵の題名を教えてください。また、コンセプトや狙いを200字以内で教えてください」と聞いてみましょう。
題名:世界を抱く光の天使
コンセプト・狙い:子どものような無垢な天使が地球をやさしく抱える姿で、「世界は力で支配するものではなく、慈しみ守るもの」というメッセージを表現した。大きな翼と柔らかな光で包容力と希望を強調し、見る人に安心感と未来へのあたたかな責任を感じさせることを狙っている。
なるほど、説得力がありますね。AIには心がなくて、文脈に合いやすい言葉を並べているだけなのですが、私たちが読むと「なるほど!」と思えるから不思議です。でも気をつけてください。繰り返しになりますが、AIには心がありませんので、その「なるほど!」は錯覚のようなものです。
おお、これもいいですね! 柔らかいタッチで、こちらのほうが羽根に立体感がありますね。色合いも温かみがあります。せっかくなので、こちらも作者にコメントしてもらいましょう。
題名:だいじにかかえる、せかい
コンセプト・狙い:天使のような存在が地球を胸に抱く姿を通して、「守ること」「思いやること」の原点を表現した。力強さではなく、やさしさによって世界は支えられているというメッセージを込めている。子どもにも大人にも届くよう、色彩とフォルムは温かく、安心感のある絵本調にまとめ、環境や平和について自然に想像が広がる一枚を目指した。
なるほど、こちらも説得力があります。タイトルがひらがななのは、もとのイラストでひらがなを多用したからでしょうか。そこから柔らかさや優しさをつなげていく。このような連想ゲームのようなものはAIの得意とするところです。
…やってくれました。画力の無駄遣いですね。ちゃんとオチをつけてくるあたり、漫才やコント番組でも学習したのでしょうか。まさか指示をイラストに入れるとは思いませんでした。「ちちきゅう」なんて書いてないのですが、これはAIの特徴です。とにかく漢字やひらがなが弱いんです。一応、Gemini画伯にもコメントを求めてみましょう。
題名:慈愛の守護神 〜蒼き地球を抱いて〜
コンセプト・狙い:「地球を大切に思う純粋な心」を、神々しくも親しみやすいビジュアルで具現化しました。元の手書き文字(長いかみ、ちちきゅう、天使のはね)をあえてデザインとして残すことで、「子供のような純粋な想像力」と「圧倒的な神性」の融合を狙っています。広大な宇宙を背景に微笑む天使を描くことで、孤独な宇宙の中で地球がいかに愛され、守られているかという安心感を見る人に与えることを意図しました。
がんばって「蒼き地球」は耐えたのですが、「圧倒的な神性」でダメでした。完全に笑わせにきていますね。もちろんAIに心はありませんので、笑わせようという意図は無いことは頭で解っているのですが、私はそう感じてしまいました。
さて、今回はちょうどよい感じでAIのすごさとポンコツさを感じていただけたのではないでしょうか。皆さんも一度、自作のイラストをAIに渡して、丸投げで絵を描いてもらってみてください。良くも悪くも「おお!」と驚けると思いますよ。



