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2026.08.31 専門分野コラム「誰もが過ごしやすいまち」を考えてみる
こんにちは、ライフデザイン学科・デザイン企画分野担当の三原康弘です。
京都のまちを歩いていると、「ここ、もう少し使いやすかったらいいのに」と感じることはありませんか? 駅の案内が分かりにくかったり、外国語の表示が少なかったり、段差があって移動しにくかったり。こうした「ちょっとした不便」は、人によっては大きな困りごとになることがあります。
例えば、阪急烏丸駅と地下鉄四条駅の乗り換え途中にある階段。20段にも満たない段差なのですが、構造上の課題があり、現在エレベーターはありません。車椅子やベビーカーを利用されている方は、阪急と地下鉄の乗り換えの際、階段脇に備えてある階段昇降機を利用するか、かなり遠回りせざる得ず、わずかな段差が大きなハードルとなっています。

※2026年8月現在設置されている階段昇降機。利用する際は駅係員の介助が必要。
京都市では、こうした困りごとを減らし、誰もが安心して暮らせるまちをつくるために、ユニバーサルデザインの取組を進めています。その一つとして、広くアイデアを募集し、優れたものを表彰する「みやこユニバーサルデザイン賞」が設けられています。
昨年度は、高校生のアイデア「妹の夢を叶えたい!~誰でも使える「プリ機」~が大賞に選ばれました。車椅子利用者でも使えるプリントシール機の提案です。タイトルは「妹の夢を・・・」ですが、受賞者の声を聞くと、「妹と一緒に撮りたい」というご自身の夢でもあり、ご家族の夢でもあったようです。詳細に計算し、設計された図が切実な思いを物語っていて、是非実現してほしいと感じるアイデアです。
今年も10月16日までアイデアを募集しています。

