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母性看護学演習Ⅱ@授業紹介

皆さん、こんにちは!

全国的に大雨が続いていますが、被害やご不便はございませんでしょうか。

被災された皆さまが一日も早く平穏な生活に戻られますことをお祈り申し上げます。

さて、今日は母性看護学演習Ⅱの授業を紹介しますね(^^)

3回生を対象とした母性看護学演習Ⅱでは、後期からの母性看護学実習に向けて、周産期の母児/子および家族のケアに必要な知識と技術を習得し、正常の経過をたどる対象者の看護が実践できるよう、習得した知識と技術を高めていきます。 

周産期という言葉が出てきましたが、「周産期」とは妊娠22週から出生後7日未満までの時期のことです。この時期は、母体(お母さん)・胎児(お腹の中の赤ちゃん)や新生児(生まれたての赤ちゃん)の生命に関わる事態が発生しやすい時期なのです。

実際の授業では、妊娠期、分娩期、産褥・新生児期について学び、産褥期の事例を通して看護診断し、退行性変化の看護計画を立て、技術演習をしていきます!

またまた専門用語が出てきましたが、「産褥期」とは一般的に産後68週間の時期で、分娩後に母体が妊娠前の状態に戻るまでの時期のことです。その過程の身体的変化のことを「退行性変化」と言い、具体的には子宮底長の変化や悪露の変化、後陣痛、子宮復古を阻害する因子と復古を促す看護について学びます。

「悪露」も??ですね・・「悪露」というのは、お産のあとの血が混じったおりもののことで、出産によって胎盤や卵膜がはがれるときの出血や分泌物が混じったものなのですが、日にちが経つにつれ色や量が変化していき、産後の子宮回復の目安になります。

ちなみに、「産褥期」には「進行性変化」といって、乳汁生産や乳房の変化、乳房緊満への看護も必要ですし、マタニティーブルーなどの心理的変化への看護、沐浴やオムツ交換などの育児技術の指導も必要になるのですよ。

それと、新生児は分娩を境にして胎内の環境から胎外の環境で生活することになるので、看護師は新生児がその環境の変化に適応できるように援助していかなければなりません。ですから、授業では「胎外生活適応」の看護計画についても考え、技術演習をしていきます。

技術演習のあとは、グループディスカッションを通して、自分たちが実践したケアの振り返りを行っていきます☆彡

盛りだくさんの授業内容に見えるかもしれませんが、実習に行くと産褥期のお母さんや新生児の看護を実践していかなければならないので、技術演習に取り組む学生さんの姿は真剣です。助産師を目指す学生さん達は特に、こうした学部の授業や実習の日々の積み重ねが将来の夢に繋がっていくので、一生懸命頑張っています!

今日は少し難しい内容になったかもしれませんが、看護学科3回生の授業内容ですので、今はサラリ~と一読くださいね

では、授業風景の写真をご覧ください(^^)/