京都光華女子大学 人間健康学群 ニュース PBL(プロジェクト・ベースド・ラーニング)による学び

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人間健康学群での学習・生活

PBL(プロジェクト・ベースド・ラーニング)による学び

近年多くの大学で、産官学民(企業、行政、教育機関、市民)と連携したプロジェクトが授業、授業外の学びに組み込まれ、PBL(プロジェクト・ベースド・ラーニング)と呼ばれます。人間健康学群でも、たとえば株式会社山田製油(ブログ記事)や京都ダイハツ販売株式会社五条カドノ店(ブログ記事)のように、多様な組織と連係した取組をしています。

私自身、授業、授業外で多くの組織と連係したPBLを推進し、その取組の一部について、プロジェクトのテーマ設定、推進課程、学習成果などを中心に以下の学会発表をしてきました。詳細は省略しますが、PBLの主な学習成果として、以下の3つの向上があげられるように思います。

 創造性:プロジェクトのテーマやミッション(目指すゴール)に創意工夫して取組推進
 協働性:メンバーと話し合い、自分にできる(自分がやりたい)ことを取り組みチーム成果をあげる
 貢献性:チームでの学びや取組を産官学民への貢献につなげる

取り組みを通じて、教室での文献購読や議論だけでは得られない未知の体験や出会いが得られ、自分の成長実感を得ているようです。人間健康学群では、以下の流れで順を追って学びや経験値を高めますので、大学3年生には産官学民との連携・研修で学びを深められます。

 Step1 体験:企業見学など
 Step2 調査:企業訪問して調査・ヒアリングなど
 Step3 PBL:産官学民の課題解決の取組など
 Step4 インターンシップ研修:一定期間、企業で研修など

ぜひ、大学でプロジェクト関連の学び・体験をお勧めします。

学会発表リスト
酒井 浩二 2011 提案型PBLによる社会人基礎力の向上.日本教育工学会研究報告集, JSET 11-2, pp.21-28
酒井 浩二・小林 薫 2012 ゼミでの産学連携PBLの実践報告.日本教育工学会研究報告集, JSET 12-4, pp.87-94
酒井 浩二・知念 葉子・大澤 香奈子 2012 京都西川との産学連携プロジェクトの実践報告.教育システム情報学会研究報告, vol.27, no.4, pp.26-33
酒井 浩二 2013 メディア・ユニバーサルデザインのコンペと企業提案に関するPBL報告.日本教育工学会研究報告集, JSET 13-1, pp.201-208
酒井 浩二・南 多恵子・小林 薫 2014 福祉施設での授産製品の販売に関するPBL報告.日本教育工学会研究会報告集, JSET14-1, pp.211-208
酒井 浩二 2014 産学連携による学園祭でのベジバーガー販売計画PBL.日本教育工学会研究会報告集, JSET14-4, pp.85-92
酒井 浩二 2015 産学連携による学園祭でのベジバーガー販売PBL.日本教育工学会研究会報告集, JSET15-2, pp.79-86

(文責:酒井浩二)