京都光華女子大学 短期大学部 ライフデザイン学科 学生ブログ 「プレゼンテーション演習Ⅱ」の授業を受講しました ライフデザイン学科1年 M.H

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「プレゼンテーション演習Ⅱ」の授業を受講しました ライフデザイン学科1年 M.H

biburio_110月27日(火)「プレゼンテーション演習Ⅱ」の授業がありました。この授業は、これまでに毎回1人ずつスピーチやミニプレゼンなどを行ってきました。今後プレゼン大会も計画されており、個々のプレゼン力を上げることを目的とした授業です。






27日の授業では「ビブリオバトル」が行われました。「ビブリオバトル」とは、参加者同士で自分のおすすめの本を紹介しあい、最も読みたいと思う本を投票で決める催しです。本番前の私はとても緊張していて、みんなに自分自身の思いが伝わるかどうか、そして自分の発表によってまわりに気持ちの変化を与えられるかどうかという点ですごく不安でした。


私は「わたしいややねん」という本を選びこの大会に挑みました。最初に図書館で見つけたときは、興味というよりも今までにない不思議な感情に駆られてこの本を手にとりました。すると表紙が鉛筆で書かれた車いすの絵でした。車いすがたった1台書かれているだけの表紙なのですが、それがすごくインパクトがあり、そのまま本の中を読んでみました。関西弁で作者の思いが烈々と書かれていて、今でもそのときの状況をはっきりと覚えています。


本番当日、私は2番目の発表でした。周りの人たちが恋愛ものやユーモアのある絵本や小説を発表する中、私だけ違うジャンルのものだったので少し不安もありました。でも私がこの本を読んだときに受けた衝撃を周りの人たちにも感じてほしい!といった気持ちが、何よりも大きかったです。


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そして結果発表のとき、私はまさか自分が最優秀に選んでもらえるとは思ってもいなかったので、先生に名前を呼ばれたときはすごくびっくりしました。でもそれと同時に、選んでもらえたのは私の発表を聞いていてくれた人たちにもそれなりの心境の変化があったからではないのかなと感じ、とてもうれしく思いました。自分の読んだ本をほかの人に紹介してそれを気に入ってもらえるというのは、すごくうれしいことでした。


biburio_4私はこのプレゼンテーション演習の授業を受けるまでは、人前で話したり人前に出るのが得意ではなかったのでとても不安でしたが、今ではこの授業を受けるのが毎週の楽しみの1つとなっています。この大会で優勝できたことを糧に、これからもこの授業でいい経験がたくさんできたらいいなと思っています。

先生のコメント

相場先生

Hさん、第2回ビブリオバトル優勝おめでとう!

ビブリオバトル"知的書評合戦"は最近ニュースでもよく取り上げられており、世間でも有名になりつつありますね。ビブリオバトル発祥の地、京都の短大としてはこれからも大いに活用していきたいと思っています。

今年で2回目になるライフデザイン学科のビブリオバトルですが、昨年度にもましてみなさん時間配分が見事でした。時間を持て余す人は1人もおらず、みなさん持ち時間ちょうどを使い切っていました。これも「与えられた時間に応じて話す内容を変える」という練習をしてきた成果ですね。

Hさんがとりあげた本は障がいのある青年の率直な気持ちをつづった本で、本自体に魅力があることはもちろんですが、Hさんのプレゼンは本の魅力にフィットしたものでした。とくに「なんで自分だけ強くならなあかんねん」という青年の率直な言葉を聴衆に投げかけ、聴衆に考えさせるプレゼンになっていたことは見事でした。

みんなが発表でよかったと思うところを書いてくれた「ビブリオカード」もうれしかったですね。ぜひ機会を見つけて、第3回をやりましょう。私としては、昨年度、鹿島先生とのガチンコ対決に負けているので、ぜひ今回はリベンジを!と燃えていたのですが、時間の都合上、教員のバトルが中止になって残念!リベンジは次回に持ち越しです!