学生ブログ
2016.02.05「女性のキャリアデザイン」の学外講師による授業第7回を受講して ライフデザイン学科1年 M.O Y.O
1月8日(金)「女性のキャリアデザイン」の授業において、プロのヴァイオリニストの吉川哲波(あきは)先生にお話を聞かせていただきました。先生は京都市立音楽高等学校を経て、相愛大学音楽学部を卒業されました。大学を卒業された後、ドイツに渡り、ベルリンで研鑽(けんさん)を積まれました。今回はヴァイオリニストというお仕事柄、普段聞くことができない貴重なお話をしていただきました。これから私たちが就職活動をするうえで、大切にしなくてはいけないことは「夢」と「目標」を明確にわけることだと教えていただきました。
先生は、まずは自分が持っている目標をコツコツとこなしていくことが大事だとおっしゃっていました。目標として達成できなかったことは、いつか叶えられたらなという気持ちで、夢として頭の端っこに置いておき、叶わないとは思わずに前向きになるというお話からも「諦めない」という気持ちが、この先きっと役に立つのではないかと思いました。特殊な職業とはいえ、自分が楽しいと思えることを仕事にできている方は少ないと思います。しかし、そのぶん葛藤や仕事を理解してくれない人がいるということが大変だそうです。好きな仕事をしているからといって、楽しいことばかりではない、苦労せずに趣味を仕事にすることは逆に難しいことだともおっしゃっていました。
最後に吉川先生とクラリネット奏者の山口先生で結成された「MinT」というデュオの演奏を聴かせていただきました。今回は「愛の挨拶」「Over the Rainbow」「アメージンググレイス」の3曲でしたが、テレビやCDとは違う生の迫力があり、「人の心」というものが表れているように感じました。授業の一環として、このような貴重な時間の中すばらしい演奏を間近で聴くことができ、とても感動しました。
今回、吉川先生の講義をお聞きして、「夢」や「目標」を決めておくことで、今自分がするべきことを見つけ出せると思いました。どこまで自分をわりきるかという言葉から、自分自身で境界線を決めることも大事だとわかりました。好きなことを仕事にするのも、そうではない場合も、互いに良いところと悪いところがある。それを「いかに自分の力で変えていけるのか」その努力が大事だと思いました。
先生のコメント
職業について、これまでについて、そして現在について改めて考える良い機会となりました。また、真剣に興味を持って話を聞いてくださる学生さんの姿が印象的で、とてもうれしかったです。
生で演奏を聴くのが初めての学生さんもいらっしゃったと思いますが、演奏家という職業を知ったうえでコンサートに足を運んでみると何か新しい発見があるかもしれません。
また、演奏会でもお会いできるのを楽しみに、これからも精進していきたいと思います。今回はステキな機会をいただき、本当にありがとうございました。