京都光華女子大学 短期大学部 ライフデザイン学科 学生ブログ 学外見学で「美山かやぶきの里」と「日下部住宅」に行きました ライフデザイン学科2年 M.M

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学外見学で「美山かやぶきの里」と「日下部住宅」に行きました ライフデザイン学科2年 M.M

miyama_15月9日(土)、インテリアビジネスの学外見学で、京都府南丹市美山町にある「美山かやぶきの里」と京都市北区にある「日下部住宅」を訪れました。






miyama_2「美山かやぶきの里」に着くとむかし話の世界のような景色が広がっていました。かやぶき屋根の家の向こうの森は絵画のように美しく、目の錯覚かと思いました。






miyama_3かやぶき屋根は、コケが生えているものもあり、年季を感じました。かやぶき屋根の断面はとても分厚く、50センチほどありました。分厚いので、家の中は暑くなるのかと思いましたが、逆に、屋根が太陽の熱を遮断してくれるので、涼しいということを知り、この屋根は昔の人が暑い時期をいかに涼しく乗り越えるかを考えた結果なんだなと思いました。




「美山民俗資料館」には、昔の人が使っていたいろいろな道具や着物が展示されていました。トイレやお風呂も見ることができました。

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次に、同じくかやぶきの民家の「日下部住宅」に行きました。中に入ると、レンガ造りのかまどがありました。かまどは土間にあるのが普通で、板の間にあるのは珍しく、地位の高い人が住んでいたということが分かるそうです。家の中には物がほとんど無く、収納は押入れが一か所で、こまごましたものをしまうための小さい棚しかありませんでした。そう思うと今の生活は物であふれているように感じました。

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私は、かやぶき屋根の家を近くで見たのは今回が初めてだったので、たくさん発見があり、おもしろかったです。

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先生のコメント

石橋先生

インテリアを学ぶにあたり、かやぶきの民家は大変意義深いものです。現代のように便利な家電製品や空調設備がなかった時代に、昔の人々はいろいろな工夫をこらして自然と向き合っていたことがよく分かります。また、さまざまな生活を見ることができ、昔の暮らしがどんなものであったか想像できて、楽しくなります。特にトイレやお風呂は、見て驚いたことでしょう。今後の学習に大変参考になったと思います。