京都光華女子大学 短期大学部 ライフデザイン学科 学生ブログ 社会人基礎力育成グランプリの近畿地区予選大会に出場しました ライフデザイン学科1年 M.K A.T C.H

学生ブログ

社会人基礎力育成グランプリの近畿地区予選大会に出場しました ライフデザイン学科1年 M.K A.T C.H

M.Kさんブログ

12月2日(日)大阪工業大学の大宮キャンパスで、社会人基礎力育成グランプリの近畿地区予選大会が行われ、私たち1年生3人と鹿島先生で出場しました。社会人基礎力育成グランプリとは、学生が行ってきた活動の内容と「社会人基礎力」の成長の度合いを評価するもので、私たちは今年の夏に本学で開催された学生FDサミットの企画と開催についてプレゼンしました。この社会人基礎力育成グランプリの近畿地区予選大会に出場するには、書類審査を通らないといけないのですが、これは無事に通ることができました。

しかし、ここからが大変でした。プレゼンに使用するスライドの提出期限が迫っていたのです。期限に間に合うようスケジュールを組み、急いで作業に取り掛かりました。単なる活動報告にならないよう、審査基準に沿って自分たちがこの活動を通してどれだけ成長できたかがわかるような内容で、10分間という短い時間に収まるようにしないといけませんでした。内容はスライドを作りながら最後の最後まで微調整していきました。スライドの見せ方は、聞いている人がわかりやすいようにアニメーションを加えながら、文字をできるだけ無くし画像や図で表すようにしていきました。それぞれの予定がなかなか合わず、提出締切ギリギリまでかかりました。

スライドができあがり提出できたと一安心、というわけにもいかず、次は原稿を考えないといけませんでした。ある程度話す順序は決まっていましたが、細かな説明をどこまで言うかを考えたり、10分間に収まるようにしないといけなく、練習をしながら本番前日まで微調整を繰り返しました。質疑応答の内容も審査対象だったため、この質問がきたらこう答える、というように質問内容を予測しながら返答内容を考えました。約1か月間、授業の空きコマや放課後、休日を削ってスライド作りやプレゼン練習をし、大会前日にはメンバーの中で1番会場に近い子の家に泊まり、夜遅くまで練習しました。そしていよいよ大会当日を迎えました。

会場に向かうと、すでに他のチームが何組かいて、緊張感に包まれていました。私たちの発表は7組中2組目で、1組目のプレゼンが終わるといよいよ出番がやってきました。緊張でスライドを動かす手は震え、話す内容も一瞬飛んだりしましたが、何とか無事にプレゼンすることができました。学生FDサミットを1年生だけで開催することの難しさや大変さ、また今回の活動で見えてきた課題をどう乗り越えていくか、わかりやすく必要なことだけを詰め込んだ約10分間のプレゼンに、私は自信がありました。結果は、審査員特別賞を受賞し、悔しくも最優秀賞は私たちではありませんでした。「出場するからには最優秀賞をとって全国大会に行きたい」と思っていたので、とても悔しかったです。

悔しい思いもありますが、審査員特別賞を受賞できたことにより、自分たちの伝えたいことを少しでも伝えることができたのだと、うれしくもありました。私たちのプレゼン力は社会に通用するということを改めて確認することができ、自信にも繋がりました。また、今回のメンバーは学生FDサミットの執行部メンバーだったこともあり、大変なことも苦しいこともこのメンバーだからこそ乗り越えることができたと思っています。こうして出場し、学生FDサミットについてプレゼンをすることができ、本当に良かったです。この悔しさをバネにしてさらに高みを目指し、成長していきたいと思います。

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A.Tさんブログ

大阪工業大学の大宮キャンパスで開催された社会人基礎力育成グランプリ近畿地区予選大会に出場しました。今年の夏休みに本学で開催した学生FDサミットについて発表を行いました。FDサミットで執行部として活動した3人のメンバーで出場しました。

書類審査を通過し、近畿地区大会の出場が決まり、まず取り掛かったのはスライド作りです。今までこういった大会に出場するようなスライドを作成したことがなかったため、作成にとても時間がかかり苦労しました。私はこのスライド作りを甘く見ていたところがあり、いざ取り掛かってみると、授業2コマ分を使っても1枚も完成しないという状況にとても焦りと不安を感じました。



また、3人が揃う時間が少なく、授業以外の時間をほぼ費やしても、なかなか完成には至らず焦りと不安はどんどん大きくなっていきました。そんな中でアドバイスや差し入れという先生・友だちのサポートや応援を受け、焦りと不安が解消され「納得のいくスライドを作り上げる」という思いが強くなっていきました。担当の鹿島先生と相談・試行錯誤を重ね、作り上げていきました。

スライド作成の次はプレゼンの練習です。原稿を制限時間の10分に収めつつ話に抑揚をつけるために、何度も試行錯誤・練習を重ねました。学科の先生方にも発表を聞いてもらい、指摘やアドバイスを受け原稿を調整し、何度も何度も練習をしました。

そして迎えた本番当日。会場に入ると、スーツを着用した私たちよりも年上の大学生が学校ごとに待機していて、今までにない緊張感を感じました。私たちの発表は2番目ですぐに発表の順番がやってきました。今まで学校で習ってきた授業や、何回も重ねた練習が自信へと繋がり、思ったより緊張することなく落ち着いてプレゼンをすることができました。アッという間に10分のプレゼンが終了し、不安だった質疑応答も無事に終えることができ、私たちの力を十分に発揮できた発表だったと思います。


結果は、審査員特別賞。目標にしていた最優秀賞を獲ることはできませんでしたが、審査員特別賞をいただけたことをとても誇りに思います。そして何よりも他大学の発表を聞いて1番感じたことは、4年制大学に劣らないプレゼン能力を光華女子大学短期大学部は持っているということです。私たちの発表を行った会場では7チーム中、短期大学、また1年生だけの発表というのは私たちのチームのみでした。その中で他大学に劣らず、審査員特別賞を獲れたことは本当に誇りに思います。悔いなく発表ができた分、やはり全国大会に出場できなかったことは悔しさが残りますが、今回近畿地区予選大会に出場できたことは私の中で大きな自信になり、成長できたと実感しています。とても充実した1か月で楽しかったです。また、こういった経験はチャンスがある限りどんどん挑み続けていきたいと思います。

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C.Hさんブログ

私たちは、学科の鹿島先生から「今年FDサミットで社会人基礎力育成グランプリに出ようと思っている」と話を聞いたときに、FDサミットで執行部としてガンバってきた3人で出たいと思い、その気持ちを先生に伝えました。「道のりは厳しいけどガンバろう!やるからには全国行こう!」と目標を決め、パワーポイント作りから始めました。



すぐできるだろうと安易な考えで作り始めましたが、なかなか進まず苦労しました。3人で集まれる日があまりなく、個々で作成したり2人で作成していました。私たちはライフデザイン学科のコモンズで作業をしていたのですが、いつも声を掛けてくださったり、差し入れをしてくださる教職員の方々の優しさに胸が熱くなりました。

パワーポイントが完成してから、原稿を作り暗記し、練習を重ねていきました。何度も原稿が変わり大変でしたが、覚えられたときの達成感はすごいものでした。本番前日は3人で泊まり込み、夜遅くまで練習をしました。練習の回数を重ねていくうちに時間をオーバーしてしまうなど、不安要素がたくさんありました。ですが、本番の日の朝も練習しながら会場まで向かい、いよいよだという感覚が芽生えました。

会場には学科の先生方、友だちが応援に来てくれていて、とても心強かったです。順番が回ってきてプレゼンを始めると、私は少し早口になってしまいましたが、無事に終わり安心しました。どこの大学もレベルが高くて圧倒されました。結果は審査員特別賞をいただくことができました。望むような結果ではなかったですが、この3人でできたこと、本当によかったですし、とてもいい経験になりました。これで満足するのではなく、まだまだプレゼンスキルを上げられるように、これからもガンバりたいと思います。



先生のコメント

M.Kさん、A.Tさん、C.Hさん、社会人基礎力育成グランプリ近畿地区予選会での審査員特別賞の受賞、おめでとう。周りは全て2年生以上、しかも中には大学院生も参加しているという条件の中で、この賞を受賞したことを本当にすばらしいことだと思います。

3人で出場することを決めてから1か月間、毎日遅くまでコモンズに残り、スライド作成、プレゼンの練習と励んできました。この1か月は本当に苦しくてしんどくて大変だったと思いますが、充実していたのではないでしょうか。また、3人が3人とも最優秀を獲れなかったことを悔しいと思っていることもすばらしいと思います。

私が見ても、3人のプレゼンはどのチームにも負けていなかったし、どのチームよりも審査基準を満たす最高のプレゼンでした。ただ、最高の賞を獲れなかった事実はしっかりと受け止め、今後のプレゼン発表に生かしてください。来年はみんなで胸を張って全国大会に行きましょう!(笑)