学生ブログ
2019.06.12京都新聞の朝刊に銭湯プロジェクトの活動が掲載されました ライフデザイン学科2年 Y.I
5月29日(水)京都新聞の朝刊に、銭湯プロジェクトの活動が掲載されました。昨年行われたプレゼンテーション大会で、「どうすればたくさんの人が銭湯に来てくれるか」を課題に、企画を提案しました。その企画が今、実際にプロジェクトとして始動しています。
銭湯と同じ地域にある保育園や幼稚園に依頼し、子どもたちに絵を描いてもらい、銭湯の脱衣所のロッカーに掲示するという活動です。記念すべき第1回目の銭湯は、京都市東山区にある「旭湯」さんで行われています。
まずは銭湯の現場を確認したり、保育園に絵の依頼をしました。私にとっては初めてのことも多く、本当にプロジェクトが成功するのか不安でした。ですが、子どもたちに描いてもらった絵をロッカーに掲示した時はとてもかわいらしく、癒しの空間になっていることに感動しました。旭湯さんからも、「さっそく家族で絵を見に銭湯に来てくれてお客さんが増えている」と連絡をいただき、うれしかったとともに達成感がありました。
第1回が終了したら、この企画は学生リーダー組織D’*Lightに引き継ぎます。旭湯さんに続き、船戸湯(南区)、平安湯(左京区)、大徳寺温泉(北区)、紫野温泉(北区)でもプロジェクトを始動していく予定です。京都の銭湯を支えるライフデザイン学科銭湯プロジェクトの活動に、応援よろしくお願いします(^^)
先生のコメント
5月29日の朝、新聞を開くと「園児の絵 愉快な銭湯」という大きな見出しとともに、「旭湯」の脱衣場のロッカーにずらりと貼られた子どもたちの絵の写真が目に飛び込んできました。「おおっ、ついに実現!」と、思わず声を上げてしまいました。とてもうれしい瞬間でした。
お客さんがめっきり減った銭湯に賑わいを取り戻したい、という銭湯の若手の経営者の方々からいただいたテーマは、なかなか難易度が高いものでしたが、学生の皆さんは大いに頭をひねり、さまざまなアイディアを提案してくれました。そのなかで最優秀に選ばれたのが、この企画案。「そうか、銭湯は、コミュニケーションの場なんだ」と、気付かされました。
そして、そのとおりに、園児たちの絵をきっかけに、おかあさん、おとうさん、そして、おじいちゃん、おばあちゃん、さらには、ご近所さんが、銭湯に戻ってきてくれているそうです。家族や地域のコミュニティの場として、銭湯が復活。その「触媒役」を果たした学生の皆さんの「企画力」と「実行力」を、こころから誇りに思います!