京都光華女子大学 短期大学部 ライフデザイン学科 学生ブログ 「製菓実習」の授業で和菓子職人の技を見せていただきました! ライフデザイン学科1年 Y.W

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「製菓実習」の授業で和菓子職人の技を見せていただきました! ライフデザイン学科1年 Y.W

11月6日(水)8回目の「製菓実習」の授業に、老舗和菓子店『たねや』さんから講師の窪地先生が来てくださいました。今回は、以前販売されていたという《浮島》と《葛焼き》という和菓子の作り方を教わりました。和菓子といえば、あんこを使う栗饅頭や羊羹、大福、最中などが私の知っているものでした。はじめて作る和菓子に胸が高鳴っていました。


浮島は、簡単に言えばあんこの味がする蒸菓子、蒸しパンのようなものでした。実際はその上に羊羹を乗せるそうです。浮島というお菓子の名前の由来ですが、その形にあるそうです。浮島は蒸して作るもので、その蒸し上がってふっくらと膨らんだ様子が、水面に浮かぶ浮島のように見えるからその名前がついたのだとか。しっとりやわらかくて、やさしい食感と素朴な味がおいしいこのお菓子は、材料さえあれば簡単に作ることができました。おいしかったです!

 

そして次に葛焼き。こちらは葛とあんこを混ぜた生地であんこを包み、表面に片栗粉をつけて焼くものでした。生地の感触を例えるならば温かいゼラチンでしょうか。プニプニした感触でした。こちらは素朴な見た目ながらとても深みのあるお菓子でした。こちらの方が、あんこが丸々入っているので、あんこ好きにおすすめです。浮島はどちらかというと風味があんこです。私は浮島派でした。


最後に、なんと和菓子職人の技を見せていただきました!よくお店に並んでいるカラフルなお花や葉っぱの形をした、季節によって内容も変わる、生菓子。菊に菖蒲、桜と紅葉を2つずつ手際よく目の前で作ってくださいました。説明をしながらも手の動きは1つ1つが繊細で、とてもキレイな形がつくられていました。できあがった瞬間は、これが見て食べて楽しむ和菓子!と見惚れてしまいました。すごいの一言に尽きます。とても楽しい時間でした。窪地先生、本日は本当にありがとうございました!

先生のコメント

今回実習した2種類の和菓子は見た目は地味ですが、食べるとほんとにおいしい、うっとり、思わず笑顔になりましたね。私は迷わず葛焼き派です。窪地先生の手は繊細で動きがなめらかで、無駄な動きは全くなく、次々とキレイな和菓子ができあがりました。

和菓子で四季を感じられました。何度見てもすごい!みんなの目に焼き付いていることと思います。