京都光華女子大学 短期大学部 ライフデザイン学科 学生ブログ 「京の伝統文化を創る」という授業で狂言について学びました! ライフデザイン学科1年 R.N

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「京の伝統文化を創る」という授業で狂言について学びました! ライフデザイン学科1年 R.N

「京の伝統文化を創る」という授業で狂言について学びました。狂言は小学生の時に見る機会がありましたが、きちんと理解して見てはませんでした。そのため、狂言について改めて学ぶとは、どんなことをするのだろうとワクワクしていました。



初めは狂言の説明から始まり、役者兼モデルをされていたこともあるという、狂言師の鈴木実先生から教えていただきました。堅苦しい講義でなく、説明やお話もとてもおもしろく、質問もしやすく楽しい時間でした。そして、実際に鈴木先生と茂山逸平先生が目の前で「柿山伏」を披露して下さいました。セリフも学生の私たちがわかりやすい言葉遣いに少し変えて下さり、とてもおもしろくみんなで大笑いしました。

 

講義の次の時間は演習です。実際に狂言の体験をしてみようということで狂言のの練習や、歩き方、発声練習をしました。骨盤を動かさないよう腰を固定したり、ずっと全身に意識を張っておかないといけなくて難しかったです。でも実際に演目の一部を演じると、思いきり大きな声を出したりすることができ、とても気持ちが良かったです。



その中で、狂言では表情が大切だということがわかりました。さらに、笑う時も泣く時も大きな声を出しますが、表情と手の動き・位置で気持ちの違いを表現するということが、身をもってわかりました。



狂言の演技を実際に体験するというのは人生で初めてだったので、とても貴重な体験となりました!また能楽堂に狂言を見に行ってみたいなと思いました。鈴木先生ありがとうございました。





先生のコメント

今回お世話になりました 狂言師の 鈴木実さん からコメントをいただきました。

この度、「京の伝統文化を創る」という講義で狂言の分野を担当させていただきました。大蔵流狂言方の鈴木実でございます。全3回の講義の中、今回はあえて学んでもらう事よりも、まずは「狂言」を観て・知って・体験して・楽しんでもらい、そこからの「気づき」を大切に「京の伝統文化」の世界に触れてもらいました。

狂言とは…今から約650年程前から現在に続く、日本最古の「喜劇」です。我々日本人が生存・生活する中で、社会全体として受け継がれてきた生活様式や、習慣・慣習・価値観など、普遍的な出来事がテーマとなっています。ざっくりと言ってしまえば、室町時代から現在まで受け継がれてきた「コント」です。

今年度の講義では、始めは緊張した面持ちの受講生でしたが、時間を重ねるうちにだんだんと楽しみなからリラックスした中での講義となりました。次は貴方の番です!お目にかかれます事、楽しみにしております。