学生ブログ
2020.01.15街歩きをして京都の歴史をたくさん学びました ライフデザイン学科1年 A.M
「京の伝統文化を創る」という授業で、落語や狂言に引き続き、京都の街歩きについて学びました。9回目の授業では、江戸時代に実際に使われていた京都の地図を目にしました。地図は想像以上に大きく、昔の人は小さく折り畳んだものを懐に入れて持ち歩いていたことに驚きました。
地図を見ながら、京都の成り立ちや歴史を学びました。今やインバウンドの絶えない観光都市ですが、昔は疫病や戦で荒れていたこともあったと知り、時代の流れを感じました。特に平安京を作る際には、中国からの影響を大きく受け、四神相応や鬼門などの風水が信仰されてきたことにも深い関心を持ちました。
10・11回目の授業では、太秦周辺を散策しました。嵐電帷子ノ辻駅から歩き始め、蚕ノ社駅に着くまでのに間には古代秦氏にまつわる見どころがたくさんあり、それぞれの歴史や由緒を知ることができました。中でも、蛇塚古墳では古代の高度な土木技術に触れることができ、石室内に入れたことはとても貴重な経験でした。
また、日本で唯一3本柱の鳥居がある「蚕ノ社」や、国宝彫刻の第一号である弥勒菩薩像が収められている広隆寺では、古くからこの土地に伝わってきた文化を感じられました。
私は小さな頃から京都が大好きだったので、大学で学ぶことができて非常にうれしく思います。京都にまつわるさまざまな話を聞き、さらに京都が好きになりました。大学で事前に講義を受け、実際に足を運ぶことで、より一層心に残るものとなりました。“百聞は一見にしかず“ですね。また、暖かい季節になりましたら、ぜひ皆さんも一度太秦を歩かれてみてはいかがでしょうか!新しい発見や知識を得ることができるかもしれません。
先生のコメント
歴史を感じながらの街歩きは、京都はとても適しています。今回A.Mさん達たちにも、実際に残る建物や昔の足跡をたどる楽しさを味わってもらえ、うれしいです。とくにA.Mさんは、目をキラキラさせながら歩いていた姿が印象的でした。
京都の街は、さまざまな学びのきっかけにあふれています。今に残る場所と、昔の記録を照らし合わせながら歩く楽しみも格別です。京都の大学に通っている間にいろんなところに出かけて行って、楽しみを見つけてください!