学生ブログ
2020.09.16「製菓実習Ⅱ」の授業で創作和菓子を作りました ライフデザイン学科2年 Y.K M.H
Y.Kさんブログ
「製菓実習Ⅱ」の12回目の授業で、和菓子店青洋の青山洋子先生にお越しいただき、和菓子の作品や技法を学び、「夏」をテーマとした創作和菓子を作りました。
自分たちでデザインを考え、こなしという生地から作るので、正直大変でしたが、なんとか形にできるように試行錯誤を繰り返し、取り組みました。
私は「ひまわり」と「ヨーヨー」を作りました。菓銘は「明るさ」と「祭り」です。ひまわりは、キレイな色味や花弁を表現するのが難しく、ヨーヨーは、ふっくらとした見た目や柄を作るのに悩みました。ひまわりの色は何度も調整し、ヨーヨーは中の餡の量を変えてみたり、柄のデザインをいくつか考えたり、さまざまな工夫をすることで、作品を完成させることができました。
後日、発表会をzoomで行いました。みんなが考えて作った和菓子は、自分では考えつかなかった技法や工夫がたくさんあり、同じひまわりでも作り方が違うだけで全然違う作品に見えたり、菓銘と作品で夏の風景が頭に浮かんでくるような魅力的な作品がたくさんありました。
和菓子作りを通して、日本の文化や季節感を味わうことができる、貴重な時間となりました。
菓銘 「明るさ」
菓銘 「祭り」
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M.Hさんブログ
製菓実習Ⅱの授業で、創作和菓子発表会がありました。「夏」というテーマで、私は夏といえば「七夕」だと思い、織姫と彦星をイメージした和菓子を作りました。自分でアイデアを出して形にするのはとても難しかったですが、作っていくうちに、楽しみながら和菓子を作ることができました。
織姫はピンク、彦星はブルーを基調にしました。織姫の着物をイメージし、生地の一部を丸くすることで柔らかい感じを出し、彦星は着物の裾をウエーブさせて動きを表現しました。特別講師の青山先生から織姫の着物の表現が一般的な和菓子で見たことがないとコメントをいただき、うれしかったです。
私は発表会には参加できなかったのですが、後日みんなの作品を見たとき、同じテーマの作品でも、さまざまなアイデアがあり、ひとりひとり違っていて見るのが楽しかったです。
前期はオンライン授業で、みんなと会えない中ではありましたが、一人で準備から実習まで全部するので、効率よく進める練習ができました。
菓銘 「織姫」
菓銘 「彦星」
先生のコメント
「夏」というテーマから自分の感じる夏を具象的に、あるいは抽象的に、工夫をこらして表現してくれました。今回はオンライン授業のため、和菓子の生地を作るところから仕上げまで自分ひとりで取り組みました。生地に色をつけ、自分のデザインに先生が紹介してくださったさまざまな技法を取り入れ、ひとりひとり個性的な作品が仕上がりまた。
Y.Kさんの「祭り」のふんわりと膨らんだ感じ、M.Hさんの「織姫」の衣の表現、先生から絶賛していただきました。特別講師青山先生の和菓子は色使いや意匠、そして菓銘が京都らしくてだけど京都にとらわれていなくて自由で、その感覚を学生に感じてもらいたいと思っています。