学生ブログ
2020.11.04ビブリオバトルが行われました ライフデザイン学科1年 N.H M.N
N.Hさんブログ
10月15日(木)に「プレゼンテーション・ベーシック」の授業内で、「ビブリオバトル」が開催されました。「ビブリオバトル」とは、京都から広まった書評合戦のことで、ライフデザイン学科でも毎年開催しています。
漫画や雑誌以外であれば何でも良いので、どのようなジャンルの本がプレゼンされるのか、一緒に学習する仲間はどんな本が好きなのだろうかと楽しみにしていました。
私は、伊坂幸太郎さんの「終末のフール」という本を選びました。この本は、「終末」という“地球の滅亡”を前にした時の幸福とは何か、生きる意味とは何かを知る物語です。現実味のない物語から、深い問題を考えることにつながるということに惹かれ、ぜひ紹介したいと思い、この本を選びました。
私は事前に、必ず伝えたいことやキーワードを箇条書きにし、時間を測定しながら数回の練習を行いました。特に、たとえ現実味のない物語であっても、学ぶことや感じることが必ずあるということを中心に伝えられるよう意識しました。プレゼンの内容も大切ですが、本番では自分の感情を大切にするということも意識して発表をしました。
とても緊張しましたが、チャンプ本に選ばれたことの喜びや達成感だけでなく、自分にもプレゼンができるという自信にもつながりました。
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M.Nさんブログ
10月15日(木曜日)「プレゼンテーション・ベーシック」の授業にて、自分の選んだ本をプレゼンし、最後に全員の投票でチャンプ本を決める「ビブリオバトル」を行いました。
みんな様々な本のジャンルでプレゼンを行い、どれもすごく興味をそそられるプレゼンが行われたと思います。全員が自分の選んだ本について真剣に、また楽しそうに話している姿は、聞いているこちらもすごく楽しくワクワクした気分になりました。
私が選んだ本は、「レインツリーの国」という恋愛小説です。作家は、有川浩さんという女性の作家さんです。有川浩さんは、この本の他にも「植物図鑑」「図書館戦争」などといった、誰もが一度は耳にしたことがある作品を書いておられます。「植物図鑑」「図書館戦争」も映画化され話題となっていましたが、「レインツリーの国」も映画化され、実際に観に行ってすごく感動したので、この小説をもう1度読み直そうと思ったのがこの本を選んだきっかけです。
本番では、どのように本の良さをわかりやすく簡潔に伝えるか、それがこのプレゼンで私が1番苦労したポイントです。この本の内容を分かりやすく伝えるために、言葉だけで説明しても聞いている人に響かないなと思いました。そこでスケッチブックを使って、私がこの本を読んで印象に残ったこと、学んだことを伝えようと考えました。
Zoomでのプレゼンということもあり、自分が見ている画面と相手から見えている画面は必ずしも同じというわけではないので、スケッチブックがどう見えているか分からず不安でしたが、みんなの反応はすごく良くてビブリオバトルが終わってからも、「スケッチブックすごく分かりやすかった」という意見が多く寄せられたので、工夫して良かったなと思いました。
今回のビブリオバトルは、どのプレゼンもすばらしいものでした。まさか私がチャンプ本に選ばれるとは思ってもみなかったので、選ばれたときはすごくうれしかったです。
先生のコメント
N.Hさん、M.Nさん、ビブリオバトル優勝おめでとう。ライフデザイン学科でのビブリオバトルも今年で7年目になりますが、2年ぶりに2名の優勝者がでました。
今年は、はじめてZoomを使ってのオンラインでの大会となりました。参加者が20名と例年よりかなり多く、通常なら運営が難しかったのですが、幸いZoomを活用して、ブレイクアウトルームに分かれての予選大会、メインルームでの決勝大会、投票機能を使った投票とスムーズな運営ができました。
予選を勝ち抜いた5名による決勝はレベルの高いものでした。みんな投票では迷ったと思います。例年だとどれもがチャンプ本になっていたのではないかと思います。その中で2人の発表は、自分の気持ちを分かりやすく丁寧に伝えるという点でわずかに勝っていたのだと思います。
最後にみんなが書いてくれたコメントカードも大切にしてください。