京都光華女子大学 短期大学部 ライフデザイン学科 学生ブログ 産学連携授業で「ユニバーサルデザインともの造り」を学習しました ライフデザイン学科1年 Y.I M.N H.M

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産学連携授業で「ユニバーサルデザインともの造り」を学習しました ライフデザイン学科1年 Y.I M.N H.M

11月18日(水)の「ユニバーサルデザイン」では、「ユニバーサルデザインともの造り」をテーマに、デザイン企画分野の羽深太郎先生に加え、京都市南区にある岩本印刷株式会社の中西剛さん、京都市右京区にある大建加工株式会社の安井隆さん(いずれも代表取締役)の3名の先生による授業がありました。


冒頭、羽深先生から第1回~第7回の授業で学習したユニバーサルデザインに関する振り返りの講義がありました。その後、中西さんからは、印刷業界の売上げ規模や印刷の種類、またカラーユニバーサルデザインとして配色の考え方について、安井さんからは、パッケージ用の紙箱を作成する工程について、実際に工場で撮影された動画を使用して、型抜き用の木枠を作成するところや、紙を裁断・糊付けして製品になるまでの様子を説明していただきました。

 


授業後は、羽深先生に多くの感想が寄せられられましたが、その中で私たちの感想を紹介したいと思います。



①Y.Iさん
私は中学校のときに吹奏楽部でトランペットを演奏していたのですが、トランペットのカタログの中で、表面をマット加工されたものが1つあり、カタログの商品に高級感を感じたことがあります。
今回の授業を通じて、このようなデザインを専門としている職業があることや、このような加工を施すことで、商品の印象を高めるデザイン表現している事を知りました。とても勉強になりました。

②M.Nさん
中西さん、安井さんのお話はとても丁寧で理解しやすかったです。2つの会社と仕事について、とても興味を持ちながら集中して話を聞くことができました。授業が終わってからも質問に丁寧に答えていただき、今日はとても楽しく学ぶことができました。ありがとうございました。


③H.Mさん
動画やサンプルを見せていただき、とても楽しく授業を受けることができました。ユニバーサルデザインに関しては、色弱の方に向けた配色や文字のサイズ、レイアウトの考え方を知り、私たちの身近なところに、誰もがわかりやすいように工夫されている事が分かりました。
今日は私たちのために、たくさんの準備をしていただき、ありがとうございました。


先生のコメント

デザイン企画分野では、社会に出て役に立つ実践的な学びを行う事、また授業を通じてインターンシップと同様の学習効果を得ることを目的に、産学連携授業に取り組んでいます。

今回は「ユニバーサルデザインともの造り」をテーマに、京都市内の2つの企業にご協力をいただき、紙製の商品パッケージの製造について、上流工程から下流工程まで、もの造りのプロセスに焦点を当てた授業を行いました。

先生は昨年までは企業でデザインに関する仕事をしていましたが、デザインを考えるうえで、もの造りを理解する事はとても重要でした。もの造りを理解せず、ただカッコいい、目新しいとデザインされたものは、製品として世の中に出ていく事が難しいのです。

来週から2か月間、皆さんには実際の商品パッケージのデザインをグループワークで検討します。今回の学びを生かして、1月の発表会では本日講師をしていただいた、中西さん、安井さんに素晴らしい提案をしてください。

頑張って行きましょう!!