京都光華女子大学 短期大学部 ライフデザイン学科 学生ブログ 創業98年!「京あられ・京おかき」製造販売会社社長から商品企画論の授業を受けました ライフデザイン学科1年 A.K M.Y

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創業98年!「京あられ・京おかき」製造販売会社社長から商品企画論の授業を受けました ライフデザイン学科1年 A.K M.Y

「商品企画論」の授業は、実際の企業と連携し、企業から出された商品企画の課題を検討し、企業に提案をします。今年度は、京都市にある大正11年創業の京あられ・京おかきを製造販売する株式会社鳴海屋と連携し、「20代の女性のハートをつかむ500円の米菓の『おみやげ』」をテーマに第9回~第13回のグループワークでコンセプトを検討します。来週からの授業を前に、代表取締役社長の鳴海悠太さんとデザイン企画分野の羽深先生によるコラボ授業がありました。

冒頭、羽深先生から、7回の授業通じて学んだマーケティングやアイデア整理法に関するおさらい講義の後、鳴海さんから、京あられ・京おかきの歴史・製造方法や、売れ筋商品や購買年齢層、海外事業について、具体的なデータも交えながら講義をしていただきました。



授業後は学生から先生へ多くの感想が寄せられました。その中で私たちの感想を紹介します。







①A.Kさん

90分の講義はあっという間でした。特に印象に残ったのは、もともと販売のシェアが高かった高年齢層のお客様をさらに伸ばすために、郵便局であられ・おかきの販売を企画して実行されたことです。羽深先生からも、お客様を理解し、お客様の生活や行動にあった商品企画を考えることが大切だと聞きましたが、お年寄りが年金を引き出しに定期的に郵便局を訪れる行動習慣に気づき、それを販売につなげたお話は、すごくおもしろかったです。お忙しい中、私たちのためたくさんのお話を聞かせていただき、本当にありがとうございました。


②M.Yさん

海外事業のお話、アメリカへ「ぶぶあられ」の輸出を年間100㎏から数十トンまで増やすに至るお話に感動しました。商品や品質に対するこだわりだけでなく、国により作り方や売りを工夫されたり、年間200日も海外に出向いて、現地のレストランやハワイのジェラートショップ、アメリカ人オーナーやブロガーとの直接交渉を通じて、海外事業を成功させたお話がとても参考になりました。

98年の歴史・事業を続ける背景には、常に新しい事にチャレンジし続けることが大切だと感じました。グループワークでは、鳴海屋さんの魅力的な商品を本気で考えたいと強く感じました。本当に楽しかったです。

先生のコメント

デザイン企画分野では、社会に出て役に立つ実践的な学びを行う事、また授業を通じてインターンシップと同様の学習効果を得ることを目的に、産学連携授業に取り組んでいます。今回は京都市右京区にある「株式会社鳴海屋」の鳴海悠太さんに協力いただき、「京あられ・京おかき」の商品企画を検討するにあたっての事前講義を行いました。

米菓は学生にとって馴染みがある商品で、普段、店頭で商品を手にして購入する商品ですが、製造販売事業のお話の中には、学生にとって馴染みの薄いBtoB(企業間取引)の活動や海外事業での成功を収めるまでの話もあり、とても新鮮で楽しい授業だったと思います。

鳴海さんから貴重なお話をいただいた恩返しとして、これから約2か月で皆さんに商品コンセプトを考えて提案してもらいます。今回の授業のキーポイントでもあったお客様視点を大切にして、頭をリフレッシュさせて、新しいアイデアをどんどん生み出していきましょう。