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学生の活動

訪問看護のボランティアに参加して~学生①

今回はボランティアに参加してきた学生の感想です。

机上の勉強に加えて、学外で活動を行うことは、視野を広げ、人間性を深めることになるでしょう。


 はじめて、訪問看護の現場を見せてもらう前に、看護師のNさんからオリエンテーションを受けました。その時に、感じたのは、病院の医療とはまた違う形のアプローチの仕方があり、それは、10年または最後の時まで医療的にケアを行うことができるということだ。

 実際に訪問介護の現場に行ってみると、病院とは全く違うことがもっと感じられました。それは、病院では見られなかった「生活感」です。病院ではなかなか見られない生活感が訪問看護では体全体で体験できました。

 コミュニケーションの支援では、患者さんからどういう話が好きか、何に興味をもっているかなど、患者さんに話す意欲をすこしでももってもらえるようにするのが大変でした。

 1日目は、頭ではいろいろ考えましたが、実際に患者さんとのコミュニケーションでは、1,2言会話に入ってもらうのが精一杯。続かないたびに、スタッフの人に会話に入ってもらうなど助けてもらいました。2日目に嬉しかったのは、名前を覚えてもらえたことです。それは、すこし私たちとコミュニケーションをしようと思ってくれたのだと感じています。その後、沖縄の話や患者さんの学生時代の話などをして、1日目よりは話に対して、笑ってくれたり、コミュニケーション機器をつかって私たちに質問をしてくれたり意欲的でした。

 私たちがしたことは、授業でならった、どんな時でも姿勢が大事ということを応用して、コミュニケーション機器を使うときに少しでも楽な姿勢を調整したこと、また、スイッチを押しやすくしたことです。あと、目が疲れるため、ディスプレイの光の色をかえたり、文字に移る速さを変えたりすることです。また、関わるなかで、少し話す意欲をもってもらえたと感じています。

 今回のボランティアで、私の方がいろいろ学ばせてもらえました。例えば、訪問看護特有の生活支援と医療的な支援、接し方、家族さんの思いの受け取り方などです。こういったことを短い間でしたが、多くみられてとても充実した2日間でした。(3年生M)